親鸞に学ぶ幸福論

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「みんな言っている」には気をつけよう

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【悪口(1)】

 


「あの人のこと、みんなそう言っているよ」

こういう言い方は悪口の常套文句です。

気をつけて聞かねばなりません。

よくよくその人の言う「みんな」を検証してみると、

その人の友人の○○さんと△△さんだけだった、

ということがよくあるので。

 

しかもその友人たちとて、

その人の言う悪口の勢いに話を合わせているのであって、

実は悪口言っているのは「みんな」ではなく、

その人だった、というのが、

「みんなそう言っている」の、たいていの実態なのです。

 

私たちは嫌いな人のことを誰かに話すとき、

「みんな言っている」

「あの人がいるとみんな迷惑する」

「あの人がいる限り、職場がよくならない」

と言いがちですが、それは

「私が言っている」

「あの人がいると私が迷惑する」

「あの人がいる限り、私がよくならない」

の場合がほとんどです。

 

少なくとも、その人の言う「みんな言っている」の「みんな」の中に、

その人自身が入っていないことはまずない、

熱を込めた主張ならなおさら、

その人の好き嫌いの感情、利害打算がからんでいるものです。

 

これは誰かを良く評価するときにも同じことがいえます。

「あの人のおかげで職場のみんながとてもやりやすくなった」

と言っているのも

「みんながやりやすいのではなく、あなたがやりやすくなったんだろう」

というケースが多いものです。

 

会議の際でも同じです。

自分の主張を後押しするような「データ」や「お客様の声」は議題に上げ、

説得力ある数字をそろえ、声を大にして宣伝する。

一方、自分の主張に水を差すような「データ」や「声」や「数字」は不問にし、

会議のメンバーの目に触れさせないようにします。

 

「正も邪も 勝手に決める 我が都合」

善悪正邪の判断も、どうしても好き嫌いと利害で決めてしまうのが人間なのです。

 

「いや、おれはそんな好き嫌いで判断することはない」

と言い張る人があれば、

それはまだ自身のことをよくわかってないのです。

 

私利私欲と好き嫌いで善悪正邪を判断する身勝手な自己を反省してこそ、

自戒しようと努めるようになるのに、

自惚れていたら反省も自戒もできっこありません。

どこどこまでも自分の正義を押しつけてしまい、

結果その人は絶えず人間関係でぶつかることになり、

人もあきれて離れていきます。

間違っても権力を持たせてはならない人です。

 

 

 

 

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