親鸞に学ぶ幸福論

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御同行・御同朋と呼びかけられた親鸞聖人

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【御同朋(1)】


2014年にジェイソン・ロバートというユーチューバーが行った実験は、

アメリカにおける黒人差別の実態を浮き彫りにするものでした。

まず白人であるロバート本人が、

路上駐車してある車(実は自分の車)のドアに針金のような物を差し込み、ガチャガチャと動かす。

やがて盗難警報機がけたたましい音を発しますが、そばを通る人たちは、

車のキーをつけたままドアをロックして困っているんだろうと眺めて通り過ぎるのみで、何もしません。

途中、パトカーが横を通り過ぎましたが、警察官もロバートを無視し、

結局、30分経っても誰にも何も言われずに終わりました。

次に、彼の友人である黒人男性が、同じ状況で同じことを実践すると、

わずか2分後に警察官に取り押さえられたのです。

すぐに誰かがその黒人男性を「泥棒だ」と決めつけ、警察に通報したからです。

ちなみに、アメリカの2011年の統計では、自動車窃盗犯の64%は白人で、34%が黒人となっています。

この研究結果はアメリカ国民に黒人への根深い偏見を示しています。

 

アメリカ以上に世界には人種、民族、性別あるいは血統などを理由に差別、迫害を受けている人が多くあり、

「劣等民族」「民族浄化」といったおぞましい言葉まであります。

日本とてこれから少子化で外国人労働者がますます増えていくので、人種差別問題には傍観者ではいられないと思います。

また人種・民族の他にも、学歴や収入で優劣を決めたり、男女、貧富、美醜など、様々な差別もさまざまな場で横行しています。

 

800年の古、親鸞聖人は、あの身分制度の激しい封建社会にあって、

山上の仏教を山下の仏教に、

貴族の仏教を庶民の仏教に、

出家の仏教を在家の仏教に、大改革をされました。

漢字のわからない人のために、ひらがなで、

長い文章は難しく感じる人には田植えしながらでも口ずさむことのできる「歌」の形で、

まさに大衆の中に飛び込まれ、胸から胸へ、仏法の灯火を点じていかれた方でした。

当時虐げられていた猟師、商人、遊女など社会の底辺に生きていた人たちにも、

そんな親鸞聖人に心を開くようになり、多くの人が親鸞聖人の教えを聞くようになりました。

 

親鸞聖人が当時の常識であった差別の意識を軽々と乗り越え、

「御同行・御同朋(兄弟よ、友達よ)」と全ての人に呼びかけられた信念の源泉はどこにあったのか、

それは万人救済を誓われた阿弥陀仏の本願まことの確信でした。

 

 

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