親鸞に学ぶ幸福論

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オプジーボの薬価と人命の価値

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【病苦(2)】

 

 

今日のがん治療では一般的に抗がん剤が使用されますが、

抗がん剤はがん細胞をやっつけるだけでなく、

正常な細胞もやっつけてしまうので、

患者は強烈な吐き気や倦怠感などで、大変苦しい思いをします。

そこをこのたび本庶教授が免疫の力で癌をやっつけるという画期的な治療法を開発し、

人類の脅威であるがんの治療に希望の光を灯したということで、ノーベル賞を受賞しました。

 

すでに本庶教授の治療法による薬は「オプシーボ」という薬品名で販売されており、

私の知り合いの医師も、2年くらい前から使っているそうです。

 

ではオプシーボの効果はどれくらいかといいますと、

肺がんが進行した状況のがん患者が、

この薬を使うと9ヶ月の命だったところが

12ヶ月延命できる、とのこと。

3ヶ月間生き延びられるようになったことは医学の大きな前進であり、

凄い成果だということでノーベル賞なんですが、

素人目の失礼な意見になりますが、

「なんだ、画期的といっても、がん克服ではなく、たった3ヶ月の延命なのか」

と思えてしまいます。

 

しかもこの薬は大変高額です。

以前は一回の点滴で100万円しました。

今は少し値段が下がりましたが、

それでも点滴一回で数10万円、それを二週間の間隔で続けなければならないそうです。

 

がん治療は大変です。

苦痛があり、お金もかかる、労力もかかり、大変な精神力も必要とします。

そういう多大なエネルギーを注いで、

がん患者は生きようとし、

医療従事者は生かそうとしています。

しかしやはり考えてしまうのは、

大変さがわかればわかるほど出てくる疑問は、

「3ヶ月のためにそこまで注ぎ込んでいるのは何のためか」

という疑問です。

 

ある60代の会社役員の男性は、

孫とゆっくり余生を送ろうとしていた矢先、

食道ガンの宣告を受けました。

人工呼吸器と点滴で命をつなぎ、

日に1つのゼリーも食べられなくなり、

15分置きにナースコールを鳴らしては、

「なんで生きているんだろう」とむなしさと寂しさを看護師に訴えるのです。

枯れ木のようになって亡くなる最期まで、それは続きました。

そんな人たちに、明るい光を与える、確かな手応えのある答えはあるのでしょうか。

それともないのでしょうか。

 

親鸞聖人はこの「なぜ生きる」の答え一つを説き続けていかれました。

 

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