親鸞に学ぶ幸福論

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名誉欲に引きずられて酔生夢死する

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【名誉欲(1)】


私たちは人からどう思われているか、

常に人の目を気にして生きています。

人から高い評価を得ると元気になり、

低い評価を受けると元気がなくなります。

ほめられると、やる気になり、何事にも意欲的になりますが

けなされると、落ち込み、何もかも嫌になります。

まるで自分という人格は、

人からどう見られているか、によって決まると思っているかのようです。

 

子供は学校のクラスでどう思われているか、戦々恐々とし、

学生は異性に好意を持ってもらえるよう、神経をとがらせ、

大人は職場で認められるよう、懸命になります。

無人島にでも住まない限り、

死ぬまで人の目を気にする心からは離れられそうもありません。

この心を仏教では「名誉欲」といいます。

 

名誉欲の塊である私たちは、

友だちに対しては、友だちに好かれるよう、友だち用の自分を演出します。

親には、親によく見られるよう、親向けの演技をします。

上司には、上司に認められるよう、上司用の姿を振舞います。

彼氏には、彼氏に気に入られるような態度を取ります。

まるでカメレオンみたいです。

 

ご存じカメレオンは、周りの環境の色を保護色に、

くるくる自分の皮膚の色を変えるのが特徴です。

緑の葉っぱの上では緑色に、

茶色の葉っぱの上では茶色に、

あのカメレオンなさがらに私たちは、

友だち用の私。

親用の私。

上司用の私。

彼氏用の私。

と相手によってクルクルと自分を変えていくうちに、

いつしか本当の自分を見失ってしまうのです。

 

めまぐるしく周りに合わせて保護色に変えているうちに、

「あれ、オレの本来の色、何だったっけ」と、

自分の原色を忘れてしまって、うろたえている間抜けなカメレオンさながらです。

 

名誉欲に振り回され、クタクタになり、

本当の自己を知らずに酔生夢死するのが私たちの実態だと

釈迦は説かれています。

 

 

 

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