親鸞に学ぶ幸福論

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好きな仕事に就けば成功者になれるという主張の落とし穴とは

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【人生の目的(1)】


「ゲームばかりやっていないで、ちゃんと勉強しなさい」と母親に言われ

「あーあ、勉強やりたくないなあ、ゲームだけやって生きられればいいのになあ」

と思う学生は多いのですが、

最近は「eスポーツ」といって、ゲームで身を立てることもできる世の中になってきました。

 

ゲームで対戦して勝敗を決めるeスポーツは、

将来オリンピックの正式種目になるのでは、といわれるほど規模が拡大しており、

賞金総額が10億円を超える大会も開催され、

年収一億円を超えるプロプレーヤーも続出しています。

 

ゲームばかりしていて現実逃避している、とレッテル貼られて肩身狭くしていた人も、

輝ける場所が用意されたのです。

「よし、これでゲームばかりやっているとは言わせないぞ」

とプロゲーマーを目指そうとする若者は次々と現れています。

 

しかしどの道も大成するのは簡単ではありません。

プロゲーマーは朝から晩まで練習し、

集中力を高めるための食事、睡眠、また幅広いアイデアを取り入れるための読書など、

ゲームに勝つための不断の努力が強いられます。

 

それでもなかなか成果が出ないと、

自分は向いていないのではと葛藤したり、

根気が萎え、地道な努力が嫌になったり、

挙げ句の果てはゲームのことを考えたくなくなり、

マンガや映画や他の娯楽に現実逃避するようになります。

結局また周囲から「マンガばかり読んでないで、ちゃんと本業のゲームしなさい」と言われてしまうのです。

 

「どんなに好きなことでも仕事にすると苦しくなる」とは、このことでしょう。

暇さえあればやりたいことであっても、時間忘れて没頭できたことでも、

それをいざ仕事にすると、状況は変わってきます。

生活がかかってきますので、責任も重くなり、

娯楽や気分転換でできることではなくなり

いつしか「あんなに好きだったのに、どうしてこんなことになってしまったのか」と苦しくなっていく、

これも一つの人間の実態です。

 

好きな仕事に就くことが生きる目的だ、という人は多いですが、

こんな人間の実態をよく踏まえた上での人生設計が必要ですね。

 

 

 

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