親鸞に学ぶ幸福論

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山あり谷ありの人生行路に思うこと

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【旅人(2)】

 

お釈迦様はなぜ人生を旅に、人間を旅人に譬えられたのか、先回から話をしております。

先回は、昨日から今日、今日から明日へと、

移ろい変わっていく時間の流れの中を生きる人間の有様を旅に譬えられていると話しました。

今回も人生を旅に譬えられたのはなぜか、続けて話をいたします。

 

旅をしていると山あり谷あり、晴れの日もあれば、雨の日もあります。

横殴りの雨が叩きつける嵐の日もあれば、

吹雪の中、積もった雪をかき分けて行かねばればならない時もある。

湿地帯のぬかるみの中、泥まみれで進まなければならないこともあれば、

落石もあるような危ない山岳地帯を登らなければならない時もある。

旅をしているとさまざま難儀することがあります。

 

人生もまた同じで、さまざまな苦しみが待ち構えています。

楽な人生行路はほとんどありません。

受験戦争を抜けてやれやれと思ったのもつかの間、

今度は就職難をくぐり抜け、

ノルマやリストラに怯えて働き、

老いや病魔も襲ってくる。

まさに山あり谷ありの人生です。

 

人生は旅に例えられたと言っても、いわゆる「旅行」とは違います。

今度の10連休のGW旅行のような楽しい意味で「旅」と言われたのではありません。

「かわいい子には旅をさせろ」のことわざにある、あの意味での「旅」です。

最近ではかわいい子には旅行をさせよう、楽しい思いをさせようという意味だと思っている人もあるようですが、

このことわざの本来の意味は「子供を成長させたいと思うなら、苦労させなさい」という意味であり、

「旅」は苦しいものであるという意味で使われています。

お釈迦様が人生を旅に例えられたのも、

人生は苦しみがたくさんあるからそのように例えられたのです。

 

苦難の山河を越え、数々の回り道、曲がりくねった道にさまよい、

足を棒にしながら歩き続ける、私たちの人生行路の目的はいったいどこなのでしょうか。

お釈迦様は静かに問いかけられています。

 

 

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