親鸞に学ぶ幸福論

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動物には心はあるのか、ないのか

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【宗教(1)】


キリスト教では、神が人間に不滅の魂を与えた、と教えます。

不滅の魂を持っているのは人間のみで、動物は魂がない、と教えるキリスト教の世界観では、

動物の立ち位置は「エキストラ」であり、「人間の食物」です。

エホバの神は「動物を支配せよ」「動物はお前たちの食物だ」と、

動物の家畜化や殺害にお墨付きを与えています。

 


17世紀の哲学者デカルトは、

心で何かを感じたり、渇望したりするのは人間だけで、

他の動物はロボットや自動販売機と同じで心を持たない自動機械だ、

と述べています。

「なんてごう慢な」とあきれますが、

これは別に珍解釈でも何でもなく、

キリスト教の世界観が基軸だったデカルトの時代のヨーロッパでは、

広く受け入れられた考えでした。

 

人類がこんなごう慢な思想を身につけたのは、いったいいつ頃からなのでしょう。

まだ狩猟採集民だった時代には、自分だけが心を持っており、動物には心がない、など、

ちょっと思えることではなかったはずです。

人類の居住区は、膨大な数の野生生物に囲まれており、

それぞれの動物の欲求を理解し、尊重しなければ、とても生存できなかったからです。

イノシシが今何を望んでいるのか、

オオカミはどう考えているか、

絶えず問い続けていないと、イノシシを狩ることもできなければ、

オオカミから逃れることもできない時代でした。

 

それが人間は文明の発展と共に、他の動物より格段に強くなり、

家畜として管理し、生殺与奪も人間の思いのままとなり、

動物界の圧倒的な権力者、独裁者の地位に君臨するようになったので、

こんなごう慢な思想を振りかざすようになったのだろうなと思います。

 

 

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