親鸞に学ぶ幸福論

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ピンピンコロリと若者の自殺(2)

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【人身受け難し(2)】


先回から増加する青少年の自殺についてお話ししております。

ただでさえ少子化が進む日本で、国の宝である子供たちが

みずから命を絶つ現状は放置できる問題ではなく、

文科省も種々の対策に乗り出していますが、

毎年「十分な対策とは言い難い」との反省で締めくくられる現状が続いています。

 

自殺した青少年と関係した人は誰しも前途ある若者の自殺に胸を痛め、

どうしたら止めることができたのだろうか、

今後同じような悲劇を繰り返さないために自分ができることはなんだろうか、

悩まずにおれないでしょう。

 

あなたにもし「死にたい」と訴えてきた子供がいたら、どう言って止めますか。

自信を持って自殺を止めることはできますか。

「死んではいけない」と言えば

「なぜ、死んではならないの?」

と問うてくるでしょう。

その時、なんと答える準備がなされていますか?

 

自殺を思いつめている人だって、

自殺してはならないと聞いてはいますし、

周りの人の気持ちを考えてもいけないことだと感じてもいるでしょう。

でも、死んで楽になりたい、と思う。

死にたい、死んではダメだ、死にたい、死んではダメだ、

眠れぬ夜、何度も真剣に自問自答を繰り返し、その結果、口に漏れた「死にたい」です。

そんな子供に安易に「自殺してはダメだ」と諫めても、

「なぜ自殺してはいけないの?」

と返ってくるのは当然です。

「なぜ自殺してはいけないの?」

この子供の真摯な問いにあなたならどう答えるでしょうか。

 

「だって命は尊いじゃないか」と答えれば

「なぜ尊いの?」と問うてきます。

「人命は地球より重い」

「人間は生まれながらにして侵しがたい尊厳を有している」

「たった一度の命だから」

そんな言葉は何度も聞いて知っています。

「でも、なぜ尊いの?」と

正真正銘の答えが知りたくて聞いているのです。

 

だいたい命が尊いと、大切に生きている人がどれだけあるでしょうか。

ここかしこで「死んだ方がましだ」「さっさと生きてさっさと死にたい」という言葉が飛び交っています。

「PPK」という言葉があります。

「ピン(P)ピン(P)コロリ(K)」ということで、

高齢者にとって、身体がピンピン元気で、何でも食べられ、旅行も行けて、

ある日コロリと死ぬのが一番いい、ということです。

長患いで寝たきりにでもなって、チューブで栄養取ったり、胃から直接食べ物を摂取するようになってまで生きたくない。

入院してなけなしの貯金も崩して、子供や孫にまで介護のために迷惑かけ、疎んじられるくらいなら死んだ方がましだ、

そんな思いをしてまで生きたくない、ということなんですが、

一言で言うと、「苦しくなったら死んだ方がましだ」ということです。

子供たちも苦しいから死んだ方がましだ、と自殺を思い詰めているのですが、

止めようとする大人も、苦しむくらいならコロリと死にたい、死んだ方がましだ、と言っているのですから、

子供たちの自殺を止められるはずがありません。

 


「なぜ自殺してはいけないのか」

「なぜ苦しくても生きねばならないのか」

知らないのは大人も子供も本質的には一緒なのです。

命の尊さに無知だから「PPKがいい」「死んでもいいじゃん」と言えてしまうのです。

苦しみに耐えてでも生きねばならない理由を知らないからです。

 

この大問題にはっきり納得できる答えを知りたい人に聞いてほしいのが親鸞聖人の教えです。

 

 

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