親鸞に学ぶ幸福論

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災害大国日本に住まいする者

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【火宅無常の世界(1)】


歎異抄』に『火宅無常の世界』という親鸞聖人の言葉があります。

『火宅無常の世界』の『火宅』とは、火のついた家。

『無常』とは、常が無い、続かないということです。

この世にずっと変わらないものは何一つないことを仏教では『諸行無常』といいます。

 


諸行無常の世に住まいしている私たちは、

いつ何が起きるか分からぬ不安に常にさらされています。

家のひさしに火が燃え移ったら、

瞬く間に火が家屋全体を覆ってしまうかと気が気でなく、

その家の中で安穏とテレビを見たり、食事したりできる人はありません。

そんな『火宅無常の不安な世界』に私たちは住まいしているのです。

 


大阪で大きな地震がありました。

改めて日本が地震の国であることを思い知らされます。

地震はプレートのひずみで起きるので、

二つのプレートの交差する真上に位置する国は、

地震の起きる可能性が高い事を覚悟しなければならないと言われます。

その点、プレートの世界地図を見たらわかりますが、日本は最悪です。

なんと4つの大陸プレートが日本列島を交差しているのです。

 


よって国土面積が世界のわずか0.3%に過ぎないこの国で、

世界の大地震(マグネチュード6以上)の2割が発生するのです。

 


さらには日本列島は台風の通り道であり、豪雪もあり、

国土は山がちなので、河川の上流から下流までの長さがきわめて短く、

洪水、山崩れも頻発します。

 


予期せぬ大災害で命を奪われ、呆然とする人たちの姿を、

私たち日本人は何度見せつけられてきたことか、

まさに『火宅無常の世界』です。

 


この『火宅無常の世界』にあって、

永久に変わらぬ安らぎがあることを明示されているのが『歎異抄』なのです。

 

 

 

 

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