親鸞に学ぶ幸福論

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カネの憂鬱から解放されるにはどうしたものか

 

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【有無同然(1)】

 

■4月3日、銀座に本拠を置く経営コンサルタント会社が破産しました。

赤字解消の商品戦略などを企業に提案してきた会社が

実は約18億円の負債をかかえていた、というのですから、

笑い話のようですが、よくある話しで、経営の難しさが知らされます。

しかもその会社は2015年10月期には約58億円の売上げを計上していたというのです。

それが2年間で資金繰りに苦しむようになり、この度の破産申請となったとのこと。

 


1ヶ月58億円の売上げと聞けば、私たちからすると

「あれだけ儲ければお金の心配から解放されて気持ちいいだろうなぁ」

と思いますが、実は金額の桁が違うだけで、

金銭の悩みはまったく変わらないようです。

そんな人は、その分人件費や設備投資とか税金とか、

やはり支出も何10億ですから、

安心どころか、常に倒産の不安にさらされています。

ゼロの桁が二つ、三つ違うだけで、

お金のことで憂鬱な思いをしているという点では一緒なのです。

 


■晩年の松下幸之助は、個人としての収入が年間約10億円だったそうですが、

やはりお金の悩みから解放されない胸の内をこう述懐しています。

「私の場合、まあ年に10億程度の個人収入があります。

ところが80%近くが税金で引かれるので残りの2億円をどう使うかというと、

個人の生活に使うわけです。

具体的な使い道を言えば、私もまず、食べていかなければならん、ということで食費がかかります。

食の他に、衣にも住にも金が要ります。

しかし何よりも大きいのは、交際費です。

例えば今はもう定年退職になっている方が多いですが、

私と同じところから働いている人が千人ほどいるわけです。

それらの方々に、家族もいれば孫もいます。

そして孫が結婚する時代になりました。

そうすると、その他冠婚葬祭が多い時は月に20~30あります。

私の立場では1万円というわけには行きませんから

仮に10万円包んだとしても、2、3百万円は必要なことになります。

年にすると、それだけで3~4千万円かかるわけです。

その他に、年に2回中元と歳暮が必要です。

そうするうちに10億という収入がみんな消えてしまう。

生活費が足りなくさえなりかねません」

 


■ゾウが一日食べる量は

青草60キロ、干し草7キロ、わら6キロ、バナナ3キロ、

パン1キロ、固形飼料5キロ、竹10キロといいます。

 


これをロバが見たら

「なんてゾウは豊かなんだ、恵まれているんだ」

とうらやむでしょうが、

ゾウは毎日これだけの量の餌が供給されなければ

たちまち餓死してしまうので、

自分のことを豊かで恵まれているとは思えないのと同じです。

 


■お釈迦様は金銭のことで悩む人間の実態を、

カネの無い者がカネが欲しくて悩むのを『無財餓鬼』といわれ、

カネのある者がもっと欲しいと苦しむのを『有財餓鬼』と説かれています。

有っても無くても、皆カネのことで苦しんでいるのです。

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