親鸞に学ぶ幸福論

「そんなにしてまでなぜ生きねばならないのか」はっきり示した、メールdeで学ぶ仏教教室です。無料メール講座が好評です。受講者4000人。

自暴自棄になるか、人生の資産となるか、の分岐点

f:id:kikuutan:20180516093154j:plain

 


【忍辱(2)】


gooランキングのよると「自暴自棄になる瞬間」の第1位は、

「努力が無駄になった時」でした。

家の都合で進学をあきらめたとか、

怪我をして引退勧告を受けたとか、

起業した会社が立ち行かなくなったとか、

それが人一倍努力を重ねてきた人ほど、喪失感はひどく、

すべてを投げ出して、どこかに消えてしまいたい気持ちになるものです。

 


先回は、そんな時一番大事なのは「忍耐」だと、釈迦の教えを通して話をしました。

忍耐が、その挫折、失敗を、人生の財産に変えるのです。

 


映画監督、脚本家、役者、作家、ミュージシャンなど、表現する世界に生きる人なら、

「よし、この経験やこのときの心情を表現しよう」

となりますから、間違いなく財産です。

 


教育界に進む人なら

「いつか失望している人にアドバイスできるように、ここは前向きに乗り越えよう」

と自分の資産となります。

 


子を持つ親なら、

「子供にも、自分と同じような挫折がある時もあろう。

そんな時、“お父さんはこうしたんだよ”と、子供に恥ずかしくないような行動をとろう。

子供に“お前もこうするんだよ”と、模範を示せるような決断をオレは今するんだ」

と受け止められます。

 


一見ムダと思える経験をどれだけしてきたか、

実らなかった努力をどれだけ積んできたか、

それもその人の人生の財産といえます。

 

=========


仏教の教えをわかりやすく体系的にお話する

20回の無料メール講座好評配信中。