【因果の道理(1)】
「過去にまいた種が、現在、実を結んだのであり、
現在まく種が、未来に実を結ぶのだ」
と仏教は教えます。
過去の行いが、現在の運命を生み出したのであり、
現在の行いが、未来の運命を生み出すのです。
この『因果の道理』を徹底して説かれているのが仏教です。
キリスト教やイスラム教の教義とは、ここは大きく異なります。
過去を悔やみ、嘆いている人の前に神が現れ、
「もう一度人生をやり直せ」と奇跡を起こし、
過去にタイムスリップするというストーリーはよくあります。
仏はそういった奇跡は起こしません。
仏法者は、過去を悔やむ人を前にこう説きます。
「過去を変えることはできない。
しかし過去が持つ意味は変わるんだよ。
あなたの今からの心がけ次第でね。
どんな結果が現れようと、すべては己のまいた種。
人のせいにせず、懺悔して、最善を尽くしなさい。
そうすればきっと過去の全てが、
本当の幸せになるのに必要だったことが分かるだろう。
流した涙も、辛かった日々も、
全てが真珠の玉となってあなたのその手に返るんだよ。
過去を不幸のままで終わらせるか、
それとも意味あるものに変えられるか、
それはあなた次第なのだよ」
このように説かれる釈迦の智恵により、
人生を明るく切り開いていった人が過去多くあり、
それらの人たちが仏教を胸から胸へ伝え、
インドから世界中へと伝来していったのです。
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