親鸞に学ぶ幸福論

「そんなにしてまでなぜ生きねばならないのか」はっきり示した、メールdeで学ぶ仏教教室です。無料メール講座が好評です。受講者4000人。

作り笑いはなぜバレるのか

f:id:kikuutan:20181001115050j:plain

 

意業(1)】

 


表情や態度から人の心理を読み取る「メンタリスト」と呼ばれる人たちがいますが、

彼らによると、心から笑っているか、それとも作り笑いか、は

人間の表情の中でも、最も見抜きやすい一つだそうです。

メンタリストでなくても、

たいてい相手にばれてしまっているのが「作り笑い」です。

 

顔には非常に多くの筋肉がありますが、

筋肉には意識的に動かすことができる随意筋と、

意識的に動かすことができない不随意筋とがあるそうです。

作り笑いは100%随意筋ですが、

心の底からおかしいと思ったときの笑いは不随意筋も動くので、

自然な笑い顔になるとのこと。

 

カメラの前で「笑って」と言われての笑顔は、

意識的に筋肉を動かす笑顔で、

不随意筋が動かないので、どこかぎこちない。

赤ちゃんのケラケラ笑う姿は、自然と不随意筋が動いていて、

見ているこっちまで不随意筋が動いて、思わず笑顔になってしまいます。

 

「目は口ほどにものを言う」とのことわざの通り、

心で何を思っているか、隠そうとしても隠せないのが

私たち人間だということですね。

 

人と接していても、

「あの人、オレのこと、嫌っているな」

「彼と話していると、どこか壁を感じるな」

となんとなく感じてしまうのも、

その人の表情や目線、声のトーン、態度などに、

その人の本音が現われてしまっていて、それを感じ取るからです。

 

仏教で「身業」(すること)、「口業」(しゃべること)よりも

「意業」(思うこと)を最も重視する理由も実にここにあります。

心が口や身体を動かす本体だからです。

 

心で思ったことが口や身体に現れるのは、

あたかも川の上流と下流のようなものです。

上流に塗装工場の赤いインクを大量に流し込めば、

下流は赤く染まります。

逆に上流に青いインクを流し込めば、

下流は青く染まります。

上流が心です。

下流は口や体です。

心で思ったことしか、口や体は動かないのです。

 

だからこそ仏教は心を重視します。

体や口の行為(言動)には気をつけるものの、

心で何を思っているか、に気を張る人は少ないようです。

しかし身体を動かす心、口に言わせる心、

その心にこそ、真にその人がやったり、言ったりしていることの根源があるのです。

 

 

 

 

=========

 

仏教の教えをわかりやすく、体系的にまとめた全20回の無料メール講座です。
おもしろそうだなと思われた方はこちらから登録できます。
登録解除もいつでも自由なので、一度お試しに覗いてみてください。

 

「一から分かる仏教」無料メール講座
メールアドレス:
お名前:

=========


仏教の教えをわかりやすく体系的にお話する

20回の無料メール講座好評配信中。