親鸞に学ぶ幸福論

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法然上人を生涯の師と敬慕された親鸞聖人

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【善知識(1)】

 


親鸞聖人は75歳の時、

法然上人を称える20首もの歌を作られています。

親鸞聖人が法然上人と今生最後の別れをされたのは35歳の時。

以来40年間、親鸞聖人はずっと法然上人を慕い、尊敬し続けられ、

75歳で法然上人のことを歌にしようと思い立たれ、

20首の和讃を作られたのでした。

その20首の和讃はいずれも

「真実の仏教を教える法然上人に巡り遇えた親鸞は、なんと幸せ者であったのか」

とあふれんばかりの聖人のよろこびが満ちあふれています。

 

離れ離れになって40年も経ち、

すでに亡くなってこの世にいない人のことなど、

「去る者は日々に疎し」で、

あまり思い出さなくなるのが、世の常です。

夜も眠れぬほど好きだった人も、

刺し違えようかとまで憎かった人も、

40年も経てば、

「そういえばあんな人もあったなぁ」

と時々思い出す程度です。

私も高校、大学時代の友人のことをふと思い出して、

「あいつの名前、何て言ったかな」

とにわかに思い出せないことがありますが、

その時はお互いのアパートで寝泊まりするほどの仲だったのに、

今では1年に1度思い出すかどうか、

20年、30年経つとそんなもんです。

ところが親鸞聖人は40年前に別れられた法然上人を、

片時も忘れられることなく、敬慕し続けられたのです。

 

さらにいえば親鸞聖人が法然上人から直に教えを受けられたのは、

29歳から35歳までのわずか6年間です。

90歳まで長生きされた親鸞聖人のご生涯からすると

6年間というのは、まことに短い間だったと言えます。

しかし聖人にとってこの6年間は、

90年の生涯の中でも、最もかけがえのない、忘れられないひと時だったのです。

 

あなたはいかがでしょうか。

今までの人生を振り返って、

最もかけがえのないひと時はいつだったでしょうか。

「あの時期が自分の人生の中で最も大切で、かけがえのない時期だった」

という時です。

親鸞聖人ならそれは、

法然上人から直接教えをいただいたあの6年間でした。

 

親鸞聖人の法然上人への強い敬慕の念は

親鸞聖人の主著『 教行信証 』からも窺えます。

晩年まで推敲を重ねられた『教行信証』は、

法然上人の『選択本願念仏集』の解説書なのです。

親鸞聖人の法然上人から教えていただいた真実の仏教を、

少しでも速やかに知ってもらいたい、

と関東での激しい布教の合間を縫って

筆を取られたのが『教行信証 』でした。

90歳で亡くなられるまで幾たびも修正し、加筆され、

絶えず推敲を重ねられた『教行信証』の筆の跡には、

「なんとしても法然上人の御心を正しくお伝えせねばならぬ」という、

一貫した聖人の誓いが、まぶしく光っています。

 

 

 

 

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