親鸞に学ぶ幸福論

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自利利他が人間関係を劇的に改善させる

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【自利利他(2)】


先回から仏教の『自利利他』について話をしております。

『自利』とは自分の幸せ、『利他』とは他人の幸せ、

『自利利他』とは、自分が幸せになるままが人を幸せにすることになり、

人を幸せにするままが我が身の幸せになる、ということです。

 

先回は、どうして自分の幸せが人の幸せになるのか、話をしました。

今回は利他(人を幸せにすること)がなぜ自利(自分の幸せ)になるのか、お話しいたします。

 

人を幸せにしようと努めることが、我身の幸せに連なっていくのは、

経験則からも、周りの人を見ていても、分かられる方も多いと思います。

周りの人がどうしたら安心・満足してもらえるだろうかと、常に思いやる人は、

周りから愛され、好かれるようになり、

この人のためなら、と力になる人も現われ、

いつしか与えているその人自身が、

安心でき、満足させられる生活が送れるようになります。

 

商売でも、「自利利他」が原点です。

利他の精神を忘れてのビジネスは、

どんなに研究工夫しても、努力を積み重ねても、上手くいきません。

一時は儲かっても、長続きはしません。

 

ビジネス、営業をしているとどうしても

「どうしたらもっと相手の財布のひもが緩むか」

「相手にどうやってこちらの商品を認めさせるか」

ばかり考えてしまいますが、

そうなると、どんなよい方法があったにせよ、

客のお金や時間や気持ちをこちらに引っ張り込もうとすることなので、

客からしたらおもしろくなく、結局上手くいきません。

 

お客さんにリピーターになってもらいたいのだったら、

口コミで他の人にも紹介してもらいたいのだったら、

まず「利他」に心がけることです。

何が足りなくて困っているのか、人々の悩みに耳を傾け、

何か自分にできることはないか、を考えることです。

この利他の精神(相手を思いやる気持ち)が、

古今東西変わらぬ商売の原点であり、成功の秘訣です。

それはまた釈迦の「自利利他」の教えの実践なのです。

 

これは商談だけではなく、一切の人間関係に通じる真理です。

人間関係は決して勝ち負けではありません。

どちらが上か、相手に認めさせなければと躍起になる人には、

いつになっても、どこへ行っても、幸せな人間関係はもう訪れないでしょう。

人付き合いは相手を納得させて自分の理想を押しつけるゲームではないのですから。

 

自分の考えを分かってもらおうと要求する心を捨てて、

相手の考えを分かろうと努めてみることから始めてみる。

自分の意に沿うよう相手に動いてもらおうと欲するのをやめて、

相手は何を望んでいるのか、をまず考えてみる。

自分の価値観を押しつけ、相手を批判することにエネルギーを割くのをやめて

異なった価値観を受け入れ、融和する努力をしてみる。

自分たちの派閥、組織、個人を守るのではなく、

世界、国、社会全体に目を向けてみる。

なかなかできることではありませんが、

このように心を180度回れ右しようと努めると、

今までとまったく違った世界が開けてくるので驚きます。

 

 

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