親鸞に学ぶ幸福論

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人生の〆切りを自覚する

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【無常(1)】

 


京大教授の佐藤卓己氏は、卒論を書く学生に対して、

毎年、次のような言葉を語りかけるそうです。

「あと数ヵ月で〆切があることの幸せを君たちはかみしめることになる。

もし〆切がなかったら、

こんなに一生懸命に調べなかったし、

これほど執筆に熱中できなかった、と。

卒論の最大の収穫は〆切がある幸せを体験することです」

 

仕事でも〆切りはあります。

「今月一杯」なら、ではそのためにどんな段取りを組むか、

計画性を持って事に臨みます。

社会で仕事に携わる以上、与えられた業務の期限を念頭に置いて、

残業したり、人手を増やしたり、あの手この手と考えます。

〆切がなければ、だらだらと気の抜けた日々になるでしょう。

 

料理も、食材に賞味期限があるからこそ発達したといえます。

すぐ腐ってしまう生肉や野菜や果実をどう保存するか、その人間の工夫努力が

肉の燻製、魚の干物、酢を使ったピクルスや押し寿司、塩を使った漬物、

ジャム、ソーセージ、チーズや納豆などの発酵食品など

さまざまな料理を生み出したのですから、

もし賞味期限がなかったら人類はここまで多様な食文化を築けなかったに違いありません。

 

いくつかの例を出しましたが、

期限があるからこそ人間は考え、努力し、工夫し、向上していくのです。

 

人生そのものにも期限があります。

「死ぬ」という〆切です。

人はこの人生の〆切を自覚したとき、

初めて「何のために生きるか」真剣な問いが迫られ、真剣に生きるようになるのです。

これを仏教では『無常(死)を観ずるは菩提心の一なり』といいます。

死をまじめに見つめることは、いたずらに暗く沈むことではなく、

今の生を日輪よりも明るくする第一歩なのです。

 

 

 

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