親鸞に学ぶ幸福論

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おカネを手に入れる方法よりも大事な問いとは

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【財欲(1)】


おカネを「どうやって手に入れるか」に悩む人はあっても、

おカネを「何に使うか」に悩む人はほとんどありません。

人類の知りたいこと、求めてやまないこと、古今東西変わらぬニーズは

「どうしたらおカネを自分のものにできるか」です。

手替え品替え、金儲けの方法が語られ続け、

今も書店の表紙にはそのテーマの本が並ぶことからもそれはわかります。

ところがお釈迦さまは「どうやっておカネを手に入れるか」よりも

「おカネを何に使えばいいか」の方がずっと難しい、と教えられています。

そして「ここを間違えると幸せになれるどころか、不幸、破滅を招きますよ」

と説かれています。

実は私たちの幸福に直結する問いは

「おカネをどう手に入れるか」ではなく「お金をどう使うか」なのです。

 

47歳のビリー・ハレルJr.は宝クジで3100万ドル(約33億円)当選しました。

妻と3人の子供を養っていくのがやっとの彼の慎ましい生活はその日を境に一転しました。

仕事を辞め、ハワイに引っ越し、車や家を買いあさり、親戚にもカネをばらまき、

寄ってくる慈善団体に法外な額を寄付し、

やがて何の関係も無い連中が群がるようになり、

電話番号を変えねばならなくなります。

またある会社ととんでもない契約を交わす大失敗をやらかします。

当選から1年も経たずしてビリーは妻と離婚。

さらにその一年後、自宅で自殺しました。

彼は死ぬ直前、ファイナンシャルプランナーに、

「宝くじの当選が、人生で最悪の出来事だった」

と語ったといいます。

 

こんな話を見聞きするたびに私たちは

「それは愚かな男だったからだ、オレは大丈夫だ」と思いますが、

これは誰にとっても、他人事だと言える人はありません。

お釈迦さまはカネを毒蛇にたとえられています。

それはカネのために身を破滅させる人が実に多いからです。

大臣や総理まで務めた者もこの毒にあてられ、獄舎につながれています。

目の前のカネのために節を屈し、志を捨て、堕落していく者もいかに多いことか。

毒蛇の被害者は、周囲に満ちています。

私たちは、おカネを手に入れる方法がわかれば幸せになれると信じ込んでいますが、

そもそもそれが大いなる迷信だと釈迦は説かれているのです。

 

 

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