親鸞に学ぶ幸福論

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死出の山路をただ独りで行く

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【独生独死独去独来(2)】

 

新興国のコロナウィルス拡大が止まりません。

医療体制が整わない国でのパンデミックは

アメリカや欧州以上に恐ろしい事態を招く恐れがあります。

すでにメキシコ、インド、ブラジルなど

患者が次々と運ばれ、救急救命室や集中医療室(ICU)も一杯

持病のない40~50代の中年世代、20代の若者も次々と命を落としています。

 

特に私が「これは惨事だ」と胸が締め付けられたのは、

感染を防ぐため、家族も患者と面会できず、独りぼっちで死んでいく患者です。

陽性と判断され、やがて病状が急変し、完全隔離のICUで人工呼吸器をつけ、

その時はまだ治ると思っていたのが、どんどん悪化し、

「これで死ぬかもしれない」と呼吸困難、意識混濁の中で思うにいたるようになり、

さればといって呼吸器をつけられているので、家族に別れの言葉も言えず、

いやそれどころか隔離されているので、もう一度顔を見たいと思ってもそれもかなわず、

ただ視界に入るのはあわただしく自分の視界を往来する防護服の医療従事者だけで、

そんな中一人、息苦しさにもだえながら死んでいく……。

 

蓮如上人の御文章の有名な一節

「死出の山路の末、三塗の大河をば、ただ一人こそ行きなんずれ」

の一節を思い出します。

どんな家族も友人も、この世にいる間、しばし一緒にいるのであって、

やがて死んでいくときには離ればなれにならなければならない、

寂しいから付いてきて、と頼むわけにはいかない。

独りぼっちで死出の旅路を行かねばならないのだよ、と説かれています。

 

 

 

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