親鸞に学ぶ幸福論

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生きることは信じること

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【後生の一大事(1)】

 


死後のことを言われても、

「死んで帰ってきた人がいるのでないから証明できない」

「はっきりしないことを問題にしてもしょうがない」

の一言で片づけてしまっています。

 

しかし考えてみれば

世の中には証明できないことなんてごまんとあります。

はっきりしないことだらけです。

証明できること、すっきり割り切れることなど、数学や物理の公式などの一分野のことです。

「あなたのことが好きよ」という彼女の心も証明できないし、

「君を幸せにして見せる」という彼のプロポーズも証明できません。

だからといって証明できないのを理由に、

いつまでも保留にしていたら婚期を逃すので、

やっぱり信じて決断するしかないでしょう。

いろいろなことを信じて私たちは人生行路を進むしかないのです。

 

「明日がある」「来年がある」というのも誰も証明できません。

一年間にこの日本で死んでいく人は約138万人いるのですが、

その人たちには来年はなかったのです。

私やあなたとて何か不慮の病気や事故に巻き込まれれば、

その138万人の一人になるかもしれません。

 

誰にとっても、明日や来年は確実なものではなく、証明なぞできません。

だからといって明日のことを問題にしないわけにはいかないですし、

明日のことを信じて、今日の行動を選択しています。

来年のことを信じて、今年の行動予定を立てています。

 

つまり私たちは何かを信じて選択するしかないのです。

『人生は証明ではなく、選択の連続である』

何も信じなかったら一歩たりとも行動できません。

生きるということは信じることの連続です。

ならばあなたは何を信じますか。

この問いには一人一人が己の答えを出さなければなりません。

 

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