親鸞に学ぶ幸福論

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お盆を前に提案します

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【恩(1)】

 


今年の夏はコロナがあり、高齢の親にうつしては大変なので帰省できません。

それで兄と妹と話し合ってzoomのオンラインをつないでお互いの家族の顔を両親に見せながら飲み会をしました。

これはもっとやりたい、やるべきだと思いました。

 

「セイコー時間白書2019」の中で紹介されていたのですが、両親と別居している35~39歳の人が、母親と直接会って話すことができる時間は「26.1日(626時間)」だそうです。

私は51歳だから、本当にもう時間がないです。

18歳で上京して以来、どれだけ両親と過ごす時間があったか、人よりずっと少なかったと思います。

「忙しいし、別に親と話すことなんかないし、ちょっと億劫だし」と、つい電話一本するのが面倒なのが、私にとって親という存在でした。

私の結婚が遅かったこともあり「いつになったら~」と言われるし、入る気持ちもないのに「保険に入れ」と勧められるし、何せ後回しにしてしまっており、同時にいつも心のどこかに不孝な自分に心の重荷を感じてもいました。

所属の寺も持たず、単身仏法を伝えるという自分の立場は風来坊のようなもので、自分の好きなことだからそうしているのですが、親には心配ばかりかけてしまってきました。

盆も正月もほとんど帰省もせず、「あいつはどこで何をしているやら」と思われていましたが、それでも温かく応援してくれた両親でした。

数年前からつとめて実家に寄るよう調整したり、またzoomを通して仏法の話を毎週するようになりましたが、こういう時間をもっともっと大事にすべきでした。

でも電話をかければ明るい声が聞けますし、まだ幸せだと思います。

 

それでなんでこのメルマガでこういう私的なことを書くのかと言いますと、まもなくお盆休みで、私のように、今年は帰省できないなと思っておられる方も少なからずおられるかと思うのですが、そんな方へ「zoomやスカイプ、LINEなんかでオンライン食事、いいですよ」と提案したかったからです。
わたしは毎週でもしたいと今思っています。

 

親鸞聖人のお歌に「会者定離ありとはかねて聞きしかど 昨日今日とは思わざりけり」とあります。

大切な人、恩師・法然上人と別れられるにあたって親鸞聖人は「いつか必ず別れが来る、これは定めだと覚悟していたことではありますが、あまりにもあまりにも早すぎます」と泣かれました。

このお言葉が身にしみます。

 

 

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