親鸞に学ぶ幸福論

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求不得苦を克服する幸せが仏教にあるか

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【求不得苦(1)】 


お釈迦さまは私たちの普遍的な苦しみの一つに『求不得苦(ぐふとっく)』を挙げられています。

求めても得られない苦しみです。

 

私たちが求めているものはいろいろありますが、たとえばこんなものでしょうか。

・高収入で頼りがいがあり、思いやりのある素敵な人との結婚、

・健康で将来性ある子供に恵まれ、いつまでも仲の良い家族、

・上司、部下にも恵まれ、やりがいのある仕事、

・仕事をリタイヤしても心配いらない十分な貯金、

・健康で若々しい身体、

・人が振り向く美貌やスタイル、

・幅広い人から信頼されている豊かな人脈、気持ちのいい人間関係、

どうしたらこれらのものが得られるか、日夜努力を重ねているのが私たちの日常といえます。

上記に挙げたようなものを持っている人は世の人のあこがれで、あの人のようになれればどんなにかいいだろう、とその人の言動や思考法を一生懸命学んでいます。

 

しかしこれらのものは、ご承知の通り、みな目の色変えて追いかけているものばかりなので、厳しい競争となり、そうそう手に入るものではありません。

 

そこでもっと身近なところで、と

・プチ贅沢の美味しいランチ

・ちょっぴり高値のうまい酒を飲む

・温泉に行ってゆっくりする

・好きなアーティストのコンサートに行く

・ドライブして美しい景色を見る

・パチンコで大当たりを狙う

といったところを求めます。

 

ところがこういったささやかな楽しみさえ、この数カ月コロナ禍で思うように手に入れることはできません。

ほしいものが手に入らない求不得苦の苦しみを世界中の人が味わっています。

 

コロナだけではありません。

香港のように国家権力で、できなくなる時代が日本もくるかもしれません。

病気になれば食事制限され、足腰が立たなくなればどこにも行けません。

経済苦でプチ贅沢などもってのほか、という事態に陥るかもしれません。

世界中にはそういう事態に直面している人も数知れず、求不得苦の嘆きの声は充満しています。


 

求めても求めても、なかなか得られない。

いつまでもこんな思いを重ねるんだったら、なんで自分は生きているんだろう、生きなければならないんだろう、と迷い始める。

そんな時も人生にはあります。

この求不得苦の世にあって本当の幸せがあることを明らかにされたのがブッダでした。

 

 

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