親鸞に学ぶ幸福論

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勝って幸せになるのではない、与えて幸せになるのだ

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【自利利他(1)】

 


「勝ち組」「負け組」という言葉があります。

経済格差が広がり、それが結婚や子供の学歴などいろいろな面の差にもなり、その差を「勝ち組」「負け組」とレッテルを貼る人があるということなのですが、嫌な言葉だと思う人も多いかと思います。

 

最近ではこの言葉が会社でも出世する人とできない人をこの言い方で分けて語ったり、子供の間でもクラスや部活でも使われたりすると聞きます。

この風潮にあおられて否が応に「勝ち組になりたい」「負け組になりたくない」と神経をすり減らす人は多くあります。

 

しかし仏教の教えからすると、「勝ち組」「負け組」とどうレッテルをつけられようが、たいしたことでもなく、むしろどうでもいいことです。

たとえ人が負け組と判断しようが幸せならそれでいいし、勝ち組だと言われても幸福感がないのなら、そんなのはごめんです。

要は自分自身が幸せかどうか、です。

 

そもそも仏教は「勝っても幸せになれない」と説きます。

なぜなら相手を負かせたらその人は嫌な思いになるだけで、人を嫌な気持ちにさせる人に幸せはもう訪れないからです。

 

仏教は「相手から取って自分のものにしても幸せになれませんよ」と説きます。

勝って何かを獲得したところで、一時の歓喜が過ぎれば、あとは前と同じような心で、むしろ今度は取られる不安が襲い、奪った相手の報復を恐れ、周りの友人も奪おうとしているのではと疑心暗鬼になり、いいことなしです。

 

仏教は「与えて幸せになりなさい」と説く教えです。

これを「自利利他」といいます。

『利』とは「利益(りやく)」「幸せ」という意味です。

『自利』とは、自分が幸せになること。

『利他』とは、他人を幸せにすること。

『自利利他』とは、人を幸せにするままが我が身の幸せになる、ということです。

 

勝って幸せになるのではありません。

与えて幸せになるのです。

これはブッダが私たちに教えてくれたかけがえのない貴重な情報です。

 

 

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