親鸞に学ぶ幸福論

「そんなにしてまでなぜ生きねばならないのか」はっきり示した、メールdeで学ぶ仏教教室です。無料メール講座が好評です。受講者4000人。

真の国際感覚について考えてみた

f:id:kikuutan:20210320152736j:plain

 

【法施(1)】


まだ20代の頃、ロサンゼルスで約二年間、

さまざまな人種、国籍の人に仏教の話しをしました。

ブディズム(仏教)のミッショナリー(布教使)は珍しいので 

関心もって聞きに来るアメリカ人はいますが、

意外だったのは、日本からの留学生に

仏教聞きたいという人が多かったことです。

 

よく留学生の彼らは

「留学するとかえって、自分は日本人なんだな」

と強く意識するそうです。

 

私も滞在中、日本人にとっては自然なことでも

アメリカ人にとっては違和感感じる思考、行動というのが

けっこうあるんだなと自覚させられたので

私以上にアメリカの生活に飛び込んでいる彼らが

日本人としてのアイデンティティを意識するのは

当然のような気がします。

 

留学生たちは海外での異文化体験を通して

もっと日本の文化と歴史や価値観を

自らが学ばなければならない

という認識を強く持つようになり、

仏教を学んでみたいと思うようになるようなのです。

「日本にいるときは仏教に関心なんか全然なかった」という彼らが

「お前の宗教は?」と聞かれ、

一応セオリー通り「仏教だ」と答えると、

「仏教徒はどんな教えだ」と聞かれる、

その時何も気の利いたことがいえない自分をなんとかしたくて、

学びたくなるのだとか。

 

国際感覚のある人、というと

英語がしゃべれる人、

向こうのマナーや常識に精通している人、

というイメージがありますが、

案外この「自分は日本人なんだ」という自覚こそが

国際感覚なのではないか、とも思います。

 

アメリカナイズされた料理を食べることや、

イタリア仕立てのスーツを着ることが

国際人ではないでしょう。

だいたい、アメリカ人の食事は、

糖尿病になりやすい日本人の体質には合わないですし、

イタリア製のスーツは胴長短足の日本人の体型には合わないのです。

 

むしろ、外国の人に、

「あなたに会えてよかった」

「日本人と触れて、こんなことを学んだ」

と言ってもらえるものを提供できる人こそ

国際感覚のある人ではないでしょうか。

 

日本独特の感性や思想が、とても外国人には新鮮で、

「人生の見方が変わった」と喜ばれることがあります。

思想でもよい、絵画でもよい。

映画でもいい。アニメでもいい。

自国のことを紹介し、

また、向こうのすばらしいところも紹介され、

お互い与えることのできる、

Win-Winの関係を構築できる人が「国際人」と言えるかと思います。

 

私は親鸞聖人の教えを通して

外国の人とそういう関係を築き上げていけたらなと思っています。

 

今、私のユーチューブを中国語の字幕をつけたいという方が現われ、

これを機に中国語圏に伝えたいなと思っています。

フランス語でも、アラビア語でも、モンゴル語でも、タイ語でもいい、

そういう方がおられたら一緒にやりましょう。

 

 

 

=======================

仏教を分かりやすく体系的に学べる全20回の無料メール講座です。
おもしろそうだなと思われた方はこちらから登録できます。
登録解除もいつでも自由なので、一度お試しに覗いてみてください。

=========


仏教の教えをわかりやすく体系的にお話する

20回の無料メール講座好評配信中。