親鸞に学ぶ幸福論

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先ず相手のことを慮る

 

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【布施(1)】



商品を買う際、店員が

これ以外選択肢があるはずがない、とばかりに

一つの商品を鼻息荒く売り込んでくると

かえって胡散臭く、

不快な感じがして躊躇してしまうことがあります。

店員に、自分の都合のいい方向に客の気持ちを持っていこう、

という思惑が感じられて、

無用の反発が起きてしまうんですよね。



こちらのいろいろなニーズをよく聞いてくれて、

それぞれ適応する商品を並べて

比較検討する材料をくれると

買う自分の立場に立って勧めてくれる人だなと好感持ちますし

その商品の欠点も話したりされると、

誠実な人だなと信頼もできます。



これは営業マンなら研修などで学ぶことの一つでしょうから

よく会得している人が多いですが、

商品のことだとわかるのに、

自分の敵対する人のことを述べる時、

その人の問題点を誰かに話す時には

このことがわからなくなる人が多いように感じます。



彼の悪いところはこうです、と

その人の悪い処、問題点を力説されればされるほど、

心の中では

「この人のバイアスが相当かかっているな」

と思えてきてしまいます。



辛辣な言葉を使って言ってくると

かなり主観が入っているなと構えてしまいます。



「みんな迷惑してます」と言ってくれば

「みんなって誰だよ」と突っ込みたくなるし、

「もう少し自分のことにも目を向けたら?」と反発心も起きてきます。

「これは話半分に聞かないとな」とガードする心がでてくるものです。



実際に意見そのものは傾聴に値するような内容であっても

相手に配慮できない言い方であるばかりに、

損をしているケースは往々にしてあります。



話している相手の心の機微がわからなければ、

(機微というほど繊細なものではないでしょうが)

とても人の心を動かすような人にはなれない、

政治家なんかには不向きな人といえましょう。



自分の思いを通したいのなら、

その意見を聞いてもらいたいならなおさら

相手の立場、心情を理解して話す。

そうして初めて自分の思いが通せるというものです。



交渉も、商談も、相談も、報告も

相手が受け取れるように、

うなづいてくれるように、

『先ず相手のことを慮る』

という布施(親切)の実践が大事ですね。

 

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