【底知れないほどさびしいところが人生である】
と釈迦は説かれました。
そして、それは『孤独』だからだ、 と続きます。
『独生 独死 独去 独来』
生まれてきたのも独り、死んでいくのも独り
どこからか独りで来て、どこかへ独りで去っていく
お互い分かり合えない魂を抱えて孤独に震えている。
それは同じ屋根の下に住む夫婦でも同じです。
この人は自分のことわかってくれる人だ、と思って結婚します。
全てわかってくれる、とまでは言わないものの、
分かり合える部分が多い、共感し合える、
重なっているところが多い、そういう人だと思います。
ところが共に生活してしばらくすると、
実はあまりわかっていなかったんだなあ、とわかってくる。
わかってくれない人なんだ、と知らされてきます。
さらに数年もたつと
「あの人と私は全然違うわ。あの人は宇宙人みたい。」と思う。
いや、最初からそうだったのですが、
好きになった時は恋の魔法とやらで、錯覚していたのです。
魔法が解けて冷静になってみると、その違いに愕然とする。
離婚率世界一のアメリカのジョークに
「私たちは誤解して結婚しましたが、
このたび理解し合えましたので離婚します」とあります。
『恋は盲目』。
すべてが素敵に見えてしまうのですが、
一時の感情が去って盲目状態から目を開けてみると、
「えっ、こんな人だったの?」とびっくりします。
この悲劇を回避するためにはどうしたらいいか。
古人はこう言っています。
『結婚する前は両目を開けてよく観察し、
結婚後は片目をつぶることだ。』
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