【忍辱(2)】
■『忍辱』とは、怒りを抑えて忍耐することです。
お釈迦様が教えられた、たくさんの善行を
六つにまとめた六度万行の一つです。
■欠点を注意されると、腹が立ちます。
「じゃ、オマエはどうだ?」
という心が吹き上がってきます。
しかし口の周りについたパスタソースのあとを
教えてくれる人がなかったらどうでしょう。
今から町へ出て、どれだけ多くの人から、
笑われたか知れません。
人から注意してもらえるというのは、
考えてみれば有り難いことです。
叱ってもらわねば、
一生みんなから笑われ、
軽蔑されたに違いないのですから。
■自分の欠点を叱ってくれるような人は
なかなかありません。
誰だって、叱られた人との
人間関係を壊したくないですから、
保身を思えば、叱りたくなんかありません。
叱って感謝されることは
ほとんどないですから。
たいてい欠点は本人には直接言わず、
周りに言うものです。
そして笑われているか、
眉をひそめられているか、でしょう。
叱って下さる人があるのは、有難いことです。
【人を叱るは苦しく、叱られるは痛快だ。
笑って鉄鞭を受ける者は、必ず新生する。】
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