親鸞に学ぶ幸福論

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「出る息が入る息を待たず命終わる」と説かれたブッダ

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私は小学生の低学年のころより

健康診断で必ず引っかかるのが不整脈(WPW症候群)です。

まったく自覚症状もなく、

水泳もマラソンも、人並みにずっとしてきましたが、

毎年毎年心電図には決まってこの症状があらわれるので、

日本の心電図の正確さと自分の体の正確さを感心するのです。

 

この症状のため、子供のころ検査をし、

自分の心臓をリアルタイムで白黒映像で見たことがあります。

その時自分が思ったのは

“心臓って、か弱いなあ”

ということでした。

風船のように薄い膜の臓器が

ものすごい勢いで収縮を繰り返しているのです。

自分はベッドで寝かされておだやかにしているのに

心臓の筋肉はこんなに激しく動いているのか、と目を丸くしました。

ちょっと針でつつけばパンと破れてしまいそうにか弱くて、

しかもあんなに激しく動いている心臓の筋肉は

けいれん起こしたり

筋肉疲労でダメになることないのかしらと思いました。

(心筋梗塞は心臓の筋肉がそうなる状態だそうで。)

 

こんなか弱い臓器をもちながら、

日々プロレスごっこで投げられたり、

ブランコから飛び降りたりしているオレって、

なんて危ないことをしているんだ、

と思ったものです。

あのモニター映像を思い出してつくづく思うのは、

こんな臓器が寸分の狂いもなく

もう何十年も動き続けたことは当たり前ではない、ということです。

 

パソコンでも落とすと壊れてしまうじゃないですか。

髪の毛のような銅線、

薄い紙のような金属片など、

ち密に作られた精密機器だからこそ

ちょっとした振動が致命的になります。

それ以上に人体は何百分の一ミリの世界で

神経や電子信号が反応して機能していることを思えば、

今晩にでもその一つが故障して

脳梗塞や心筋梗塞など何らかの不都合の状況が生じても

全くおかしくないと思うのです。

落盤事故のあったトンネルも

いつ天井が落ちてもおかしくない、

恐ろしく不安定な状態だったにも関わらず、

無知であったがゆえに安穏とあのトンネルの下を通れていたのですが、

人体も不安定で繊細な人体も、何が起きているかわかりません。

いつまでも生きるつもり、の私たちですが、

実態はいつ何が起きてもおかしくないのです。

 

『出息入息不待命終』

(出る息は入る息を待たず、命が終わる)

釈迦の金言が胸に迫ります。

 

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