親鸞に学ぶ幸福論

「そんなにしてまでなぜ生きねばならないのか」はっきり示した、メールdeで学ぶ仏教教室です。無料メール講座が好評です。受講者4000人。

家康が最も恐れた男

f:id:kikuutan:20160427100016j:plain

 


以下は「家康が最も恐れた男」の一覧です。

今川義元、織田信長、武田信玄、徳川信康、

武田勝頼、豊臣秀吉、真田昌幸、前田利家、

伊達政宗、豊臣秀頼、石田三成、小早川秀秋、

直江兼続、島津義弘、島左近、福島正則、

加藤清正、真田信繁、大久保長安、本多正信、

ずらっと名前が挙がっており、コメントに

「家康どれだけビビリやねん」とあり、

笑ってしまいました。

 

挙がっている名前を見れば幼少期から晩年に至るまで、

「あいつさえいなければ」と彼を憂鬱にさせる者が

常に現れたことが窺えます。

その不安材料を何とか取り除こうと、

戦に明け暮れ、謀略の限りを尽くし、

気の休まることなき一生だったのでしょう。

それを家康は臨終に

「人の一生は重荷を負うて遠き道を行くがごとし」

と遺しています。

 

しかし見方を変えれば、

それだけ油断なく、最悪の事態をも想定し、

早め早めに手を打って対処していったからこそ

天下人になれたともいえますし、

その天下もすぐに足をすくわれるような事態にも

ならなくて済んだといえましょう。

 

「インテル」の創業者、アンディ・グローブの言葉に、

“Only the Paranoid Survive.”

(パラノイドだけが生き残る)とあります。

“Paranoid”とは、

不安神経症とも訳されます。

アメリカのビジネス界は

不安神経症の者しか生き残れない世界だ

と言っているのですが、

世の中というのは、そういうものなのでしょう。

 

しかしよく考えてみれば、

家康にしても、アンディ・グローブにしても

不安が好きだったわけではない。

誰も重荷を負うて遠き道を行きたい人はありません。

不安神経症でビクビクして生きるのを望んでいないはずです。

私たちは幸せを求めて生きているのです。

 

重荷を背負って歩く人の願いは

「早く重荷を下ろしたい」これ一つでしょう。

一国一城の主になれば、大国になれば、天下統一すれば、

不安の重荷を下ろせると目指したのに、

家康は少しも、目指す重荷が下ろせませんでした。

 

家康が真に願っていたのは、

天下統一でもなければ、

幕府を開くことでもなかった、

物心ついた時から晩年に至るまで、

家康が望んだことは、ただ一つ

不安という、人生の重荷を下ろしたかっただけです。

 

その願いを果たせなかった、家康の歎きが、

「重荷を負うて、遠き道を行くがごとし」

です。

 

本当に重荷を下ろせる人生の目的地はどこなのか、

そこを決して間違えてはなりませんよと、

お釈迦様は教えられています。

 

 

 

=========

仏教の教えを分かりやすく体系的に学べる
全20回の無料メール講座です。
おもしろそうだなと思われた方はこちらから登録できます。
登録解除もいつでも自由なので、一度お試しに覗いてみてください。

 

「一から分かる仏教」無料メール講座
メールアドレス:
お名前:

=========


仏教の教えをわかりやすく体系的にお話する

20回の無料メール講座好評配信中。