なまじ立場があると、
つい横柄な態度になってしまうものです。
立場があると忙しいですし、
重要な案件をいくつも抱えていますから、
その対処で頭の中はいっぱいになってしまいます。
「何時までにあれをしなければ。」
「あの人にあの事を報告しなければ」
「上司にあの件ではお詫びしなければ」
といくつも抱えて歩いています。
そんな時、廊下ですれ違った部下や友人から挨拶されても
心ここにあらず、で
ついぞんざいになってしまいます。
本当は和やかに会話を交わせばいいのですが、
なかなか時間や心の余裕がありません。
「あの人ツンツンしていて、感じが悪い」
そう言われるはめになります。
こんなときにたいてい、
「俺の立場も知らずに勝手なこと言いやがる。」
と憤るものですが
やはりそう言われてしまうのは
自分が子供で、
未熟であることの証でしょう。
誰に対してでもわけへだてなく、
接することが出来るのは並大抵ではありません。
できる人が少ないから、
実行している人は光を放つことでしょう。
「実るほど 頭の垂れる 稲穂かな」
人を見下げる人は、
人から見下げられる。
人を見上げる人は、
人から見上げられる。
良いのも悪いのも、全ては自業自得です。