親鸞に学ぶ幸福論

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わずか数秒の、何気ない気持ちで送信した一通のメールが、人生を崩壊させる

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【業力】


ヒラリー敗北も、朴大統領辞任騒動も、

問題メールの発覚が原因でした。

「口は災いの元」ということわざがありますが、

最近は「メールは災いの元」で、

一国の命運をも左右する影響力を持ちます。

 

私の学生時代(昭和です)、クラスや部活動でたびたび

「言った」「言わない」で

人間関係を悪くしたり、もめたりした事件が起きましたが、

その多くは真相がハッキリせず、

曖昧に終わることが多かったですが、

最近は「メール」という動かぬ証拠が瞬く間にクラス中に転送され、

一気に窮地に追い込まれるそうです。

Twitterの裏垢(匿名で毒を吐くツイッターアカウント)が

発覚してしまい炎上、という話もよく聞きます。

今話題の「何者」という映画では、

その辺の若者事情を知ることができるようです。

 

不倫発覚も、LINEのメールのやり取りからと聞きますし、

その後の慰謝料請求の額も、メールの内容が大きく左右します。

 

一通のメールがクラスの人間関係を壊し、家庭も崩壊させ、

このたびの11月の大統領選と朴大統領の件では、

世界の動勢をも左右するということをも、世に知らしめました。

 

わずか数秒で何気なく打ってしまうメールですが、

いったん送ってしまえば、もう取り返しが付きません。

私たちは一日何十通、何百通と送信するそのメール一通の重さを、

よくよく自覚しなければならないでしょう。

「吐いた唾は呑めぬ」「口から出れば世間」

「口と財布は締めるが得」「口は災いの門」

古人のことわざの、口をメールに置き換えて

戒めとすべき時代だと思います。

 

 

2600年前、釈迦は、私たちの身の上におきるすべての運命は

【業(ごう)】によって決まる、と説かれました。

【業】とは、インドの言葉では『カルマ』といい、

日本の言葉にしますと『行為』のことです。

行い(業)は、人が見ている見ていないに関係なく

力(業力)を有しており、

たとえ四方壁に囲まれたところで、独り密かにしている行いも、

やがて結果を引き起こす力がある、と釈迦は教えられています。

この釈迦の教法を思い返す、昨今のメール問題だと思います。

 

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