親鸞に学ぶ幸福論

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歎異抄で「何が善で何が悪かわからない」と告白された親鸞聖人

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【凡智(1)】


「何が善で、何が悪か、善悪の分別くらいついているよ」

と私たちは思っていますが、本当でしょうか。

 


たとえば「ウソ」はどうでしょう。

「ウソをつくのは悪いこと」

「正直に生きなさい」

「ウソが嫌いな人間になりなさい」

と私たちは親や教師に教えられて育ちますが、

これだって単純ではありません。

ちゃんと実行していくとどうなるか。

「正直にいいますが、貴方はヒョットコみたいなお顔をしていらっしゃいますね」

「貴方は間違いなく末期ガンです。葬式の用意でもなさって下さい。私はウソが大嫌いですから申します」

たちまち「空気の読めない人」「嫌いな人」「悪い人」と、レッテルを貼られてしまうでしょう。

 


プレゼンを終えた同僚が

「なんでもいい、気がついたことをずばずば言ってくれ」と言うので、

「それなら」と感じたことを率直に言っていると

次第に不機嫌になり、黙って行ってしまった、

という話を聞いたことがあります。

どうも素直で正直な善人になろうとすると、悪人になるようです。

 


親鸞聖人は『歎異抄』で、こう仰っています。

「善悪の二つ、総じてもって存知せざるなり」(『歎異抄』後序)

“親鸞は、何が善やら悪やら、二つとも分からない”

ウソが善か悪かくらい、聞かなくても分かると思いがちですが、

本当に全て分かった人は「自分は全く分からない」と知らされるのかもしれません。

 

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