【愛別離苦(1)】
THE 虎舞竜の『ロード』という歌は
「何でもないようなことが幸せだったと思う
何でもない夜のこと 二度とは来ない夜」
と繰り返されるフレーズが心に残ります。
夜ふと目を覚ますと、横に寝息を立てて寝ている、
あの「なんでもないようなこと」が、なんて幸せな日々だったんだろうと、
失った今、始めて気づいた、という歌です。
大切なものが大切なものとわかるのは、
その大切なものを失ったとき、というのは、皮肉なことです。
親はいてくれて当たり前、
給料が毎月振り込まれるのが当たり前、
家に帰ると妻や子供がいてくれて当たり前
自分の足で行きたいところに行けるのが当たり前、
食べたいものを自由に食べられるのが当たり前、
本当は当たり前のことは何一つありません。
身近にある幸せには気付かず、
もっと欲しい、もっと欲しい、と無い物ねだりをして
不平、不満を抱いては、身近な人や物に八つ当たりをし、
失ってしまったとき、
なんであんなことを言ってしまったのか、
なんであんなことしかできなかったのか
悔やむのが人の世の常なのでしょう。
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