親鸞に学ぶ幸福論

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聖徳太子十七条憲法に見る仏法精神

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【以和為貴】

聖徳太子の有名な十七条憲法には

『以和為貴』とあります。

和を以て貴し、という人もありますが、

仏教精神に根付いた憲法を建てられた聖徳太子のこと

和するを以て貴し、と言いたいところです。



和、というのは最初から出来上がっているものではない

一人ひとりが涙ぐましい努力で築いていくものです。

だから『和』でなくて『和する』です。



たとえ和ができても

油断すると、すぐに壊れる

だから常に『和する』努力は怠れません。



和を築く時には

言いたいことでも、言ってはならないこともあり、、

したくないことでも、しなければならないことがあります。



“話せば分かる。腹割って話そう。”

といわれますが、

話し合っても分かり合えないことがあります。



世界の情勢を見ても分かるように、

度重なる話し合いは決裂、

第三国の調整もままならず、

わかり合えず、仲良くできない場面は多々あります。



国と国とまで考えなくても、

身の回りの人のことを考えてみてもそうでしょう。



理屈はそうでも感情で、

「あの人とはもう仲良くなれない。」と

いうものが誰の心の中にもあります。



知・情・意が人を動かしますが

中でも感情が人を動かす、と言われます。

“理屈は分かるが、感情はどうしても従えない。”

というものをみな持っています。



その感情をコントロールするのが、

仲良くするということです。

仲良くするというのは、

好きなもの同士の仲良しクラブではない。

利害が一致しているときは誰だって仲良くできます。



一人ひとり意見も違う、

ものの考え方も異なる

好き嫌い多くて利害打算が多い

だからどうしてもケンカが起きる。

そんな中、相手を尊重し、自分の都合を抑えて、

仲良くやっていくことはそんな生やさしいことではありません。

己の欲や怒りとの戦いです。



それは己との闘いですから、誰にでもできることではない

どこにでもあるものではない、

尊いことなのだよ、と言われたものが

『和するを以て貴し』

の言葉と拝しています。

 

 

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