親鸞に学ぶ幸福論

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「私が父親を嫌いになった理由」と観音菩薩

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【布施(1)】


ツイッターで、あるハッシュタグが注目を集めています。

それは「私が父親を嫌いになった理由」。

大人になった女性たちが、

子どものころに父親を嫌いになったきっかけを続々と投稿しているのです。

結婚して実家を離れた今も、

「しゃべらない。孫が生まれたら、絶対に会わせないです」

との投稿もあり、娘を持つ父親なら青ざめる投稿の数々がそこには並んでいます。

 

末永く娘と仲良くするには、どうしたらいいのか、

これは世の父親の変わらぬ悩みです。

その解決法のヒントとなる調査結果があります。

20代の男女1000人に実施した調査です。

調査によれば「お父さんと洗濯物は別に洗って」という女性は全体の12%でした。

ところがある特徴のお父さんに限ると、38%に跳ね上がります。

さて、どんな特徴を持ったお父さんだったのか。

それは「話を全く聞かない父親」だったのです。

 

このデータからわかるのは、信頼関係が築けていない父親は嫌われやすい、ということです。

裏を返せば、話をちゃんと聞いて関係が築けていれば、

多少のことがあっても受け流せるということですね。

 

仕事で疲れて帰ってきて、また家で子供の話を聞くのは大変なのはよくわかります。

つい「へー」「ふーん」といい加減な返事で受け流し、

目はテレビ追っている、となりがちですが、

そういった言動の積み重ねの代償は大きく、

やがて「お父さん嫌い」になっていくのですから恐ろしいです。

 

嫌いな理由に、

「頭ごなしに却下されたり、指図された」というのも結構あったので、

「ちゃんと聞く」のは大事ですが、

決して「自分の話を娘に聞かせる」ことではないようですね。

 

これは娘だけでなく、

息子にも、妻にも、

さらには上司や部下との関係にも、通ずるものがありそうです。

 

阿弥陀仏の脇士であり、慈悲の象徴である観音菩薩は、

「音を観る」菩薩と書きます。

音とは「衆生の愁嘆の声」。

「観る」とはここでは「聞く」という意味ですから、

人々の憂い嘆きの声をひたすら聞く、という意味です。

 

人々の困っていること、悩んでいること、を親身に聞き、

共に悩み苦しむのは、「慈悲」がなければできません。

そうした「慈悲」のある人が慕われ、愛され、尊敬されるのは、

いつの世でも一緒です。

 

 

 

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