親鸞に学ぶ幸福論

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薬物中毒(オーバードース)の増加が怖いアメリカ

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【人生の目的(1)】


20世紀後半は紛れもなくアメリカの黄金時代でした。

二つの世界大戦に勝利し、その後のソ連との冷戦でも勝利し、

世界唯一の超大国として君臨し、

1950年にはGDP2兆ドルだったのが、

2000年には12兆ドルとなりました。

今なお世界の富がアメリカに集中し、

アメリカ国民は安く大量に出回るパソコン、自動車、エアコン、食器洗い機、テレビを享受し、

見違えるほどに日常生活は便利に、快適になりました。

 

ところがこの50年間でアメリカ人の幸福感はどうなったのか、

1990年代後半に実施された幸福感調査では、

1950年代とほぼ横ばい、やや下落、という結果でした。

GDPが6倍になった豊かさは、個々の幸福感には反映されていなかったのです。

 

特に最近、アメリカで社会問題になっているのは、薬物依存です。

2017年、アメリカのドラッグ過剰摂取による死亡は、ついに年間7万人を超えました。

CDC(アメリカ疾病対策センター)の調べでは、

2017年のドラッグ過剰摂取による死者は、

エイズ、交通事故、そして銃による死亡者がピークに達した年の死者を全部足した数を上回ります。

「がん」「心不全」「肺炎」による死亡率は低下しているにもかかわらず、

「薬物中毒死が急増」しているため、アメリカ人の平均寿命は0.1年短縮しました。

今やアメリカの「薬物中毒死」は、「心疾患」「悪性腫瘍」に次いで第3位です。

 

薬物中毒死は一応事故死の扱いですが、

生きるのが嫌で、一時でも憂鬱な思いを忘れたいとドラックに依存を深め、

やがてその人を死まで誘ってしまう、ある種の自殺衝動といっていい、自暴自棄な中毒死も相当あったと思います。

 

日本の自殺者年間2万人も問題ですが、

アメリカの自殺者と薬物中毒死で約10万人というデータは、

日本以上にアメリカの深刻さを物語っています。

 

しかもです。

薬物依存の中毒死がアメリカンドリームの体現者であるセレブ、有名人に多いのも、

不気味な兆候です。

マイケル・ジャクソン、ホイットニー・ヒューストン、プリンスetc

彼ら成功者を急性薬物中毒死まで駆り立てたものは何だったのでしょうか。

 

政治・経済・科学・医学、あらゆる分野で世界のトップを走っているアメリカに蔓延する薬物依存は、

人類の進もうとしているベクトルを見直さなければならないのでは、と問題提起しています。

 

 

 

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