【独生独死独去独来(2)】
『独生独死独去独来(どくしょう・どくし・どっこ・どくらい)』
「独り生まれ、独り死す。
この世に独りやって来て、
死んでこの世を去るときも独りぼっちだ」
と説かれたお釈迦さまのお言葉について、前回より話をしています。
孤独の悪影響を論じる医学的研究は無数にあります。
・心疾患リスクを29%上げる。
・1日たばこを15本吸うことに匹敵する。
・アルツハイマーになるリスクが2.1倍になる。
・うつ病やアルコール依存症などの精神的な疾患につながる
米国の学会ではこれらのデータから、
「病気になる人々の共通した病理は孤独だった」
という論文を発表しました。
「病は気から」とのことわざの通り、
孤独感が心身に及ぼす悪影響は計り知れないですね。
孤独を極度に怖れてか、
平日の昼は、誰とどこでランチするかで煩い、
子供と行く公園でも他のママさんと打ち解けようと気を遣い、
休日は予定で埋めないと不安で、
SNSでは「いいね」の数に一喜一憂し、
果てはリア充代行サービスもある始末。
http://family-romance.com/service/realappeal.html
しかしそういった表面的なつきあいは、
ときに寂しさを助長させるものです。
そんなとき、本当に渇望するのは、
自分のことをよくわかってくれる、心から安心できるパートナーです。
そんな人が一人いればいい、と思います。
しかしその一人が、ようとして姿を現しません。
「日本のどこかに私を待っている人がいる」
そんな歌が昭和にありましたが、
平成の今も、新しい元号になっても、
みな心からわかり合える人を求め続けるでしょう。
「運命の赤い糸」
「ソウルメイト」
「ツインフレーム」
名称は時代によって変わりますが、
「わかってくれる人」を切望しているのは、
いつの時代も同じです。
ある既婚の30代の女性が
「私はまだそういう人と出会っていない」
と口にするのを聞いたことがあります。
あからさまに言葉にはしない人の方が多いですが、
『独生独死独去独来』の人生を一変させる出会いは
心の中に秘めた万人の願望なのです。
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