親鸞に学ぶ幸福論

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さまざまな宗教の主張する「論より証拠」はあてにならない理由とは

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【信心(1)】

 


どの宗教もご利益を強調します。

「これを唱えていたら病気が治った」

「これを拝んだら家庭が明るくなった」などなど。

 


第三者からすると、論理的でもなく、根拠も乏しい、

何でそんないい加減なものを信じられるのか、と思えることでも、

その人はその人なりの救われた実体験があるからか、

強く信じ込んでしまっています。

「論より証拠」とはよくいったもので、

そういう人と話をして知らされるのは、

実体験の威力は相当なものだなということです。

 


これはパワースポットに行ったり、パワーストーンを持ち歩いたら、

運気が上がって人生が好転した、という経験のある人も同様のことがいえます。

その経験をもう一度とばかりに、あしげくパワースポットを巡ったり、

次々とパワーストーンを購入したりします。

 


私はそれらの宗教やスピリチュアルでいう「ご利益」や「運気」というのは、

拝んだり、唱えたり、ある石を手にしたり、ある場所に行ったりした行動と、

ちょうどその時節にその人に起きた幸・不幸を、

本人が関連つけてしまったに過ぎないと思っています。

 


あるいはプラシーボ効果の一種だと思っています。

プラシーボ効果とは、偽薬でも効き目があると思い込むことで病気が治癒する効果をいいます。

「これはよく効く薬ですよ」と言って、治療効果のない偽薬を飲ませると、

歯の痛み、腹痛、胃潰瘍、皮膚状態の悪化などの症状が、

なんとほぼ半分以上治るという科学的研究結果があります。

医者の格好をして薬を渡すと、さらに効果が高まるようです。

モルヒネよりも効く場合もあると言うから、かなり強力な治療方法?です。

特に痛みやうつなど、気分の影響の受けやすい痛みやうつなどの症状には効き目があると言われます。

 


漢方医学、あるいは針やツボ、気の流れなどは

「全員に効くものではない、個人差がある、だけれども、本当に治った人、楽になった人がたくさんいる」

と語りますが、これもひょっとしてプラシーボ効果かも、と思ってしまいます。

半分の人に効く漢方治療だと聞くと、かなり効き目があるように思いますが、

プラシーボ効果だと考えても説明がついてしまうので。。。

 


しかしこんなように何事も疑ってかかったら、

それこそプラシーボ効果は期待できず、己が損するといえるかも知れません。

まさに「信じるものは救われる」なのですから。

母親に全幅の信頼を寄せていた幼児の時、

母から「痛いの痛いの飛んでけ」と言われると、

本当に痛みが消えていくように感じたものです。

 


だから肉体的な痛みなどで、時にプラシーボ効果が有効なこともあるのでしょうが、

それにしたってがんからくる腹痛を、プラシーボ効果頼みで偽薬を飲まされ、

適切な治療を施さず、手遅れになったら取り返しのつかない後悔が残るだけです。

 


ソクラテスは「検証なき人生は生きるに値しない」と言いました。

自分のたった一つのかけがえのない人生を、

プラシーボ効果に依存するわけにはいきません。

信ずるものの真贋には、尋常ならざる真剣さがあってしかるべきでしょう。

 

 

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