親鸞に学ぶ幸福論

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仏教の説く「恒河沙(ごうがしゃ)」「阿僧祇(あそうぎ)」「那由他(なゆた)」

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【十方微塵世界(2)】

 

「この十方世界(大宇宙)には恒河沙(ごうがしゃ)の数の世界がある。」

と釈迦は説かれています。

『恒河沙(ごうがしゃ)』とはお経によく出てくる言葉ですが、

今日はまず使われることはないかと思います。

これは数の単位を表わす言葉です。

万、億、兆、京、垓と続く数の単位を

さらにずっと進めていきますと

恒河沙(ごうがしゃ)、

阿僧祇(あそうぎ)、

那由他(なゆた)と出てきて、

さらに不可思議、無量大数と続きます。

那由他は10の60乗、

阿僧祇は10の56乗

恒河沙は10の52乗です。

「恒河沙は10の52乗ですか・・大体見当つきました。」

という人間はおられないでしょう。

多すぎて想像できません。

なにしろ10の右横に0が52続くのですから。

 

『恒河沙』とは字の意味からすると

ガンジス川(恒河)の砂(沙)ということです。

インドの2大河川のガンジス川は長さも幅も世界級ですが、

その砂の数、というのですから、圧倒されます。

そこらの公園の砂場の砂でさえ、

数えるとなったら途方もない気持ちになるだろうに

ガンジス川の砂の数、ですから

想像も及びません。

 

そんな恒河沙の数の世界が

東西南北上下に微小な塵のごとく広がっている、

と説かれているのが仏教の世界観です。

「水・金・地・火・木・土・天・海・冥」

と子供のころ覚えましたが、

その太陽系を一つの部屋の中で示そうとなると

100億分の一に縮小することになり、

ざっと太陽は部屋の中央にあるパチンコ玉となります。

そこから50センチ離れたところにある砂一粒が地球です。

月は?というとその砂一粒のすぐ横にある肉眼では見えないくらいの粒子、

ということになりましょう。

そして太陽に一番近い恒星(つまり私たちの住んでいる太陽系のお隣の太陽)は

その尺度であっても、なんと東京-名古屋間の距離があるそうです。

 

こう学んでいくと地球というのは大宇宙にあっては

大気の中に浮かぶほんの小さな塵の一つ、

スギ花粉かpm2.5のようなものの一つにすぎないと知らされてきます。

さて、それら恒星が集まって銀河系を形成していますが

この一つの銀河系の中に太陽のような恒星はいくつくらいあるのかというと

約2000億個あるのです。

2000億の太陽が集まった銀河系とはどんなものだ、と思われますが

その銀河系が少なくとも1000億個以上あると言われているのが

現在の天文学です。

 

今日のように天文学が発達してみれば

当時は冗談のようにしか考えられなかった、釈迦の説かれた世界観が

真実味を増して迫ってきます。

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