親鸞に学ぶ幸福論

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2018-08-01から1ヶ月間の記事一覧

夏の終わりに無常をおもう

【無常(2)】 釈迦は、人生は旅に譬え、人間を旅人に譬えられています。 旅人と村人とは違います。 村人はその村で生を受け、その村で育ち、 その村で土地を耕し、生計を立て、 その村で所帯を持ち、その村で子供を育て、 その村で死ぬ。 村にずっと居続け…

さくらももこさんの死去で、一気に『ちびまる子ちゃん』が切なくなった

【無常(1)】 さくらももこさんの訃報に感傷的な気分になりました。 さくらももこさんとは何の面識もなく、 どんなお顔なのか、今回初めて知った程度なのですが、 漫画「ちびまる子ちゃん」は、 著者であるさくらももこさんの子供時代の話しだとは知っては…

経済的自由は真の幸福をもたらすか

【有無同然(1)】 マグロは泳ぎ続けなければ死んでしまうそうですが、 人間なら働かなければ生活できません。 働くのは嫌なことだし、 疲れがたまった朝などは「今日は休みたい」とため息も出ますが、 それでもやはり起きて仕事に行くのは、 働かないと収…

僧侶の身でありながら肉を食べ、結婚された親鸞聖人の伝えられたかったこととは

【肉食妻帯(3)】 仏教が日本に伝来して長らくの間、 「殺生罪」を犯す輩として蔑視されてきたのが、 山で獣や鳥を狩る猟師や、海で漁をする漁師たちでした。 猟師・漁師は寺の坊主から 「殺生の限りを尽くしている悪人だから、仏の救いに遇えない」 と蔑…

親鸞聖人の肉食妻帯が当時いかに非常識だったか

【肉食妻帯(2)】 親鸞聖人御在世の当時、 「賀茂川の水と賽の目と山法師は、意のままにならぬ」と、 時の最高権力者も嘆いたほどの大勢力を誇ったのが、 比叡山や興福寺などの聖道自力の仏教でした。 聖道自力の仏教とは、 煩悩と戦い、自分の力で悟りを…

親鸞聖人はなぜ公然と肉食妻帯されたのか、その驚くべき理由とは

【肉食妻帯(1)】 今日「親鸞聖人とはどんな方ですか」と尋ねれば 「肉食妻帯した最初のお坊さんでしょ」との答えが多く返ってくるように、 親鸞聖人の肉食妻帯(にくじきさいたい)はよく知られています。 「肉食妻帯」とは、肉を食べ、妻を持つことです…

「ふるさとは遠きにありて思ふもの」と仏縁

【諸行無常(1)】 仏教に『諸行無常』という言葉があります。 『諸行』とは「すべてのもの」。 『無常』とは「常が無い」「続かない」こと。 すべてのものは移ろい変わる、 これだけは変わらないというものは世の中にない、 という真理を、仏教では漢字4…

「信心が足りない」とか「信心深い」とか使われる「信心」の実態とは

【正信偈(1)】 「お前の力を信じてる」 「あなたのことをいつも信じているからね」 などと使われる「信じる」という言葉、 一般的に疑いがないときに使われる言葉とされています。 しかしよく考えると、疑う余地のまったくないことなら そもそも信ずるこ…

親鸞聖人が『教行信証』を執筆された目的とは

【疑謗(1)】 私は、不特定多数の人に情報発信している以上、 ましてその内容が宗教思想に関することですから、 批判のメールを受けることは覚悟しています。 直接私にメッセージを送ってくる人もあれば、 自分のサイトで茶化したり、中傷したりする人もあ…

腹が立つ元は、“~してあげている”との慢心。だからこそ三輪空に心がけよと説かれる仏教

【三輪空(1)】 腹が立つ元は、“~してあげている”との慢心です。 だから釈迦は私たちに「三輪空(さんりんくう)に心がけなさい」と勧められました。 「三輪空」とは、布施(親切)をした時、 ○私が、○誰々に、○何々を、してあげた、という三つを忘れなさ…

カジノのギャンブルで貪欲があおられ、身を滅ぼす

【貪欲(1)】 私は大学生の時、友人に誘われて初めてパチンコ屋に行き、 つきあい程度に1000円分だけ玉を買い、やってみたのですが、 ものの5分ほどで持ち玉がなくなってしまったことに、 「あれ、もう終わりなん?」と唖然とした経験があります。 肉…

キリスト教の信者勧誘で使われる鉄板トークの一例を紹介

【人身受け難し(1)】 キリスト教、イスラム教、ユダヤ教は、 いずれもユダヤ民族の神話と歴史の書である「旧約聖書」をルーツとしており、 唯一神にして万物の創造主とされる「ヤハウェ」を拝するのも一緒で、 ひっくるめて「アブラハムの宗教」と称され…

マンガでわかる仏教『卑下慢』

【卑下慢(1)】 仏教で『六大煩悩』の一つに数えられるのが『慢』です。 『慢』とは、慢心、自惚れ、欲目のことです。 『慢』により、私たちは横柄になり、人を見下すようになり、 言ってはならないことを言い、やってはならないことをやり、 恨みを買い、…

どんな人でも、自分の欠点は分からないと説く仏教

【法鏡(1)】 私たちは(これはどんな人でも例外なくそうですが)、 人の欠点はよくわかっても、自分のこととなるとわからないものです。 自分のやっていることは、もう悪いことだとは思えません。 むしろ世のため、人のためになっている、と思い込んでし…

「多忙な人は例外なくみじめである」と断ずるセネカの悲哀とは

【出世本慨(1)】 「お忙しいんですね」と言われると、 目尻が下がり、機嫌がよくなる人があります。 「休日がなくって」「時間がなくって」と、 忙しさ自慢をはじめる人もあります。 おそらくそういう人は、 「忙しい=評価されている」という思い込みが…

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