親鸞に学ぶ幸福論

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2018-12-01から1ヶ月間の記事一覧

「最近の若い者は」と言わないようにしよう

【悪口(1)】 健康寿命が延びたことで、 「定年70歳」「生涯現役」といわれる時代になり、 最近では同じ職場で20代から70代まで働いているそうで、 世代間のカルチャーの違いに戸惑う場面が多くなっているようです。 そんな時代だからこそ、年長者の立場で…

「私が父親を嫌いになった理由」と観音菩薩

【布施(1)】 ツイッターで、あるハッシュタグが注目を集めています。 それは「私が父親を嫌いになった理由」。 大人になった女性たちが、 子どものころに父親を嫌いになったきっかけを続々と投稿しているのです。 結婚して実家を離れた今も、 「しゃべらな…

人生行路の行く先を問う仏教

【火宅無常の世界(2)】 お釈迦様は人生を旅に、 そして人間を旅人に喩えられています。 旅をしていれば、思わぬ絶景に息をのむこともあれば うっそうとした森におびえることもあります。 荒野をさまよい、のど渇きに苦しむ時もあれば、 そのさなかに冷た…

胡蝶の夢と化す無常の世界

【火宅無常の世界(1)】 「胡蝶の夢」といわれる故事があります。 「胡蝶」とは蝶々のことで、 中国の思想家・荘子が蝶(ちょう)になった夢を見た、という話です。 花から花へひらひらと楽しんでいたが、急にハッと目が覚めた。 そこにはいつもの部屋、い…

カルロス・ゴーン氏は長期拘留で何を思うか

【人身受け難し(1)】 カルロス・ゴーン氏の逮捕は、電撃でした。 氏が羽田に到着するや否や、 東京地検特捜部の捜査員6~7名が乗り込み、 罪状を説明、任意同行を求め、その日のうちに逮捕されました。 ゴーン氏はその日の夕食のレストランを予約していた…

親殺し(五逆罪)を仏教ではどう教えるか

【五逆罪(1)】 シベリアで生態系の頂点に立つ王者はシベリアオオカミです。 そのシベリアオオカミが恐れる天敵はというと、 同じシベリアオオカミだそうです。 毎年、同類に縄張り争いで殺されるシベリアオオカミの数は相当数に上ります。 ではシベリアの…

親鸞聖人と般若心経

【親鸞聖人(1)】 最近よくネット上で「『般若心経』は深い」という声を聞きます。 「般若心経」を読経・写経する人は前からありましたが、 最近では「般若心経」の現代語訳をブログに載せている人も増えてきました。 では「般若心経」のどこに関心を寄せる…

アマゾンのジェフ・ペゼス氏に感じた「自分の仕事に愛し、熱中する」大切さ

【精進(1)】 アマゾンのジェフ・ベゾスCEOは、トランプ大統領の 「不当に安い料金で米郵政公社に商品を配達させているアマゾンの規制強化を急ぐ」 との恫喝めいたアマゾン批判に対し、すぐさま 「どのような規制が導入されても、創意あふれるアマゾンの…

夫のことをなぜ「だんな」と呼ぶようになったのか

【布施(1)】 夫のことを『旦那(だんな)』といいますが、 そもそもなぜ夫のことを「だんな」と呼ぶようになったのでしょうか。 奧さんは配偶者のことを、場所や相手に応じて 「夫」と言ったり、「主人」と言ったり、「○○」と名字で呼んだり、 「相方」と…

人命の尊厳の理由を説かれた仏教

【人身受け難し(1)】 『華厳経』の「人身受け難し 今すでに受く」という一節は、 仏教辞典の表紙を飾るほどよく知られています。 「人間に生を受けることは大変有難い、その人間に今あなたは生を受けているんですよ」 と言われたこのブッダの言葉は 「よく…

アメリカで交通事故に遭った

【無常(3)】 私は20代の頃、アメリカで交通事故に遭うという、ちょっと特殊な経験をしています。 ロサンゼルスの大学のミーティングルームで勉強会があり、 徒歩でその大学に向かう途中、車にはねられました。 信号のない横断歩道で、歩行者である私のため…

死とは何か。哲学と仏教はどう見るか

【無常(2)】 「出息入息 不待命終」 (しゅっそくにゅうそく ふたいみょうじゅう) 「出る息は入る息を待たず、命終わる」 というお経の一節があります。 吸った息が吐き出せなければ、吐いた息が吸えなければ、 その時が、死ぬ時だという意味です。 「死…

ハクスリー『すばらしい新世界』から仏教を語る

【無常(1)】 仏教では「無常(死)」を深く見つめます。 なんで仏教では「死」をこうして語るんだろう、 「死」を意識したら憂鬱になるだけで、暗くなるだけ損でないか、 生きている今を楽しむことこそ大事なのに、 と思われる方も多いと思います。 私もこ…

ゴーン氏解任に一休の歌をおもう

【法鏡(1)】 自分へ対する人の評価を心を素直にしっかりと聞き、 自分自身を見つめていくのは大切な心がけです。 しかし人の評価が、本当の自己を映し出す鏡となり得るかというと、 仏教の答えは「否」です。 見る人の都合によって人の評価はコロコロと変…

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