親鸞に学ぶ幸福論

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2015-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ドクターキリコ VS ブラックジャック

子供のときから好きだったマンガが 『ブラックジャック』です。 天才外科医ブラックジャックが 重態、難病患者を相手に 奇跡の腕を振るう、 手塚治虫の代表作です。 その『ブラックジャック』に 「ドクター・キリコ」という登場人物が出てきます。 「ドクタ…

人生の意味を問う「真に重大な哲学上の問題はひとつ、自殺ということだ」(カミュ)

【人身受け難し(1)】 「真に重大な哲学上の問題はひとつしかない。 自殺ということだ。 人生が生きるに値するか否かを判断する、 これが哲学の根本問題に答えることなのである」 (カミュ『シーシュポスの神話』) 親友が「死にたい」と相談して来たら、 …

あなたは、あと一ヶ月の命となったら何をするか

【諸行無常(5)】 ■リューマチで絵筆が持てなくなったルノワールが 晩年こう漏らしたといいます。 「手足がきかなくなった今になって、 大作を描きたいと思うようになった。 ヴェロネーゼや、 彼の『カナの婚礼』のことばかり夢みている! なんて惨めなん…

在原業平の苦悩「世の中にたえて桜のなかりせば」

■日本人は桜が大好きです。 日本の国花であり、4月には社内挙げてお花見。 今日でも「桜」がタイトル名にあるとヒット曲になります。 しかもこれは、今に始まったことではありません。 平安の昔から日本人は、桜に託したメッセージを、 様々な詩や歌を残して…

こわれやすく無常なものだからこそ大切にする心が生じる

■ことわざに、 『よく忘れる人は忘れない。 よく失敗する人は失敗しない。』 といわれます。 よく忘れる人は忘れない? なぞなぞみたいです。 ■自分は忘れっぽい、と自覚する人は、 忘れないように、対策を立てます。 こんなことくらい、覚えておれると思っ…

人の心はころころ変わると説く仏教の無常観

【諸行無常(3)】 先日、この日記で「心ころころ」という言葉を 紹介したところ、思いのほか、反響がありました。 その時お話したことを再掲しますと、 【心というのは、盆の上の卵のように、 コロコロ動くからココロと言われるそうです】 とお話しました…

平家物語「ただ春の夜の夢の如し」に見る仏教思想

【諸行無常(2)】 15,16世紀はスペイン、ポルトガルが日の沈まぬ国と呼ばれ、 17世紀はオランダが黄金時代を迎え、 18,19世紀は大英帝国が君臨し、 そして20世紀はアメリカが超大国として覇権を握りました。 21世紀はスタートこそアメリカ…

人間の「絶対」に「絶対」はない。「必」という漢字の意味

【諸行無常(1)】 “心コロコロ”といい、 心は盆の上の卵のようにあちこちに動いていきます。 いつでもどこでもこれだけは変わらない、という 『不動心』『金剛心』たるものは 持ち合わせていないのが私たちなのです。 「あの人と会うために生まれてきた」…

シッダルタ太子がすべてを捨ててまで求めたものとは

【釈迦御一代記(6)】 シッダルタ太子が城を出られたのを知った浄飯王は、 家来たちに命じて必死に探索を続けます。 ついに家来一行が太子の居場所がわかり、 城に戻るよう、説得にかかる様子が記されていますが、 身に沁みます。 ■一行は、鬱蒼(うっそう…

シッダルタ太子の出城入山に見る仏教の原点とは

【釈迦御一代記(5)】 シッダルタ太子の、真実の幸福を求める気持ちは、 日に日に強くなっていきました。 ある日、父・浄飯王に手をついて、 「城を出て、まことの幸福を求めさせて下さい」 と、頼まれたのです。 驚いた浄飯王は、 「一体何が不足でそんな…

シッダルタ太子はなぜ城を出られたのか

【釈迦御一代記(4)】 常に憂鬱で、 暗い顔をされるシッダルタ太子に、 浄飯王は首をかしげます。 ▼金銭の不自由はない ▼将来の地位は約束されている ▼頭脳明晰 ▼武芸抜群 ▼インド一の美女と結婚 ▼健康で若々しい 「これだけそろっているのに、 太子は何が…

出家に至るまでのシッダルタ太子の煩悶

【釈迦御一代記(3)】 浄飯王の、シッダルタ太子への期待は 並々ならぬものがありました。 太子七歳の時、 インド一番の学者であるバッダラニーを学問の師に、 インド一の武芸の達人であるセンダイダイバーを武芸の師に迎え、 英才教育をほどこしたのです…

アシタ仙人の予言と涙に見る「仏法聞き難し」

【釈迦御一代記(2)】 昨日からお釈迦様の御一代記について話しをしています。 生まれられた太子は 『シッダルタ太子』と名けられました。 浄飯王のとっては待望の子供、 しかも跡継ぎである太子に恵まれ、 その喜びはとてつもないものでした。 早速、当時…

母がわが身の命と引き替えに産んでくださった御恩「臨生受苦の恩」

【釈迦御一代記(1)】 仏教を説かれたお釈迦様はどんな方だったのか、 これから何回かに分けて お釈迦様の御一代記を記してみます。 今から約2600年前 北インド、ヒマラヤ山のふもとに カピラ城を首都に、 貴族的共和国が築かれていたそうです。 お釈迦さ…

子育てを通して、盲目の慈悲に泣かされる

【慈悲(5)】 「人間の慈悲は盲目の慈悲である。」 と喝破された仏説まことを示す事例には 枚挙に暇がありません。 ちょっと前ですが、 ある名女優が高校生の息子に月50万ものおこずかいを与え、 自宅の広い地下室を子供部屋にし、 その地下室で友人と覚せ…

ナチスにエニグマ解読を伏せたチャーチルの決断にコベントリーは何を思うか

仏教では、人間の慈悲には 三つの欠点があると説かれていますが、 今日はそのうち『盲目の慈悲』という問題点を ある事例を通して、 考えてみていただきたいと思います。 「エニグマ」という映画があります。 映画のタイトルは、解読不可能とされた ナチスド…

えこひいきする先生は悪いのか

■小学生へのアンケートですが、 嫌いな先生ベスト1は? それは【えこひいきする先生】だそうです。 万事冷たい先生より、えこひいきする先生のほうが 嫌われるんですよね。 えこひいきする先生だって、 他の生徒を不快にしたいのではない、 ある意味、情に厚…

平等に接することができない自己の心を懺悔された親鸞聖人

私たち人間の慈悲の心は 狭い相手にしかからないので 『小慈悲』と説かれていることを 昨日に引き続き、お話しいたします。 【愛憎違順することは 高峯岳山に異ならず】 という親鸞聖人の言葉があります。 「愛憎違順(あいぞういじゅん)」とは 自分に従う…

なぜ世界中が平等を叫びながら、差別問題が解決されないのか

『衆生苦悩我苦悩 (しゅじょうくのうがくのう) 衆生安楽我安楽』 (しゅじょうあんらくがあんらく) という仏教の一句は 仏の心、大慈悲心を表わしたお言葉です。 “衆生の苦悩が我の苦悩である”とは 衆生(生きとし生きるもの)の苦しみ悩みが 仏の苦しみ…

仏教が明らかにする、自殺してはいけない本当の理由

ブッダは「自殺ほど愚かなことはない。」と説かれた方です。 愚かだと説かれる理由は自殺者は「飛んで火にいる夏の虫」だからです。 ... 夏に火に飛び込んで虫が死んでいくのはなぜなんでしょうか。 明りに群がるのが習性なのか、炎を花だと勘違いして蜜を求…

自殺と切り離せない『死んだらどうなるか』

自殺対策に取り組む際、 病気や貧困やいじめ等、 自殺のきっかけとなる諸問題に向き合うことも大切ですが、 自殺とどうにも切り離せない問題は 【死んだらどうなるか。】 ということです。 見落とされがちですが、 自殺を真剣に考えた人ならば、 これが気に…

「どんなに苦しくても生きねばならない理由」を明解にした日本人【人身受け難し(2)】

年間3万人を超す自殺者のある日本。 なんとかしなければ、と内閣に対策室もでき、 厚生労働省も全国に相談窓口を設け、 自殺を止める目的のNPO法人も多数あります。 教育の場でも死に急ぐ若者に 人命の尊厳を訴えていこうと 文科省が緊急アピールを声明…

『絶対自殺をしてはいけない』と止めるには『生きる目的』をハッキリさせるしかない

自殺を止めるのは容易ではありません。 「絶対死んではいけない」と止める理由が 曖昧模糊としているからです。 「生きていればそのうち何かいいことあるよ。」 「生き続けることに意味があるんだよ。」 「せっかくのたった一回きりの命なんだから、大切に。…

会者定離 ありとはかねて聞きしかど 昨日今日とは 思わざりけり【愛別離苦(4)】

「月日は百代の過客にして、往きかう人もまた旅人なり。」 (松尾芭蕉) 人生はよく旅にたとえられ、 人間を旅人に譬えられます。 旅にたとえられる理由の1つは、 旅には様々な出会いがあり、別れがあるということでしょう。 私は愛知県に生まれ、大学生にな…

出会いと別れのくり返しの人生と気付いた時、   「なぜ生きる」のかとふと考える

高田馬場で山手線に乗り込んだところ、同じ電車の同じ車両に乗り合わせた人がそこには乗っています。 目を引くような落ち着いた美人が向かいに座っています。右斜め前には口や鼻にピアスつけた金髪の青年です。その他、いろいろな人を乗せて新宿方面に向けて…

諸行無常、中でも変わりやすいものは「心」

テレビや街頭で平原綾香の「ジュピター」の音楽が 流れているのを聞くと、胸が締め付けられる、 という友人がいます。 先日などはカフェで流れてきて、 涙が出そうになったそうです。 「どうして?」と聞くと、 「4年前に別れた彼氏からのケータイの着信の …

ソウルメイトとの出会いは本当の幸福なのだろうか

人生の目的は?と問われて、 「好きな人のために生きることだ」 と答える人は相当あるかと思います。 人は真に大切にしたいという人と巡り会ったとき、 その人生は大変わりします。 以前勉強会に来られた方が言われていたことですが、 その方は印刷会社に勤…

「死ぬことしか考えていなかった」少女の気持ちを変えた母の言葉とは?

十七歳の援助交際を描いたベストセラー『ラブ&ポップ』で、 作家の村上龍氏が訴えたかったのは、 「自分に価値があると感じられない女子高生が、大勢いる」 という事実です。 「どうせワタシなんか」が、彼女たちの口癖だといいます。 援助交際だけでなく、…

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