親鸞に学ぶ幸福論

「そんなにしてまでなぜ生きねばならないのか」はっきり示した、メールdeで学ぶ仏教教室です。無料メール講座が好評です。受講者4000人。

まず汝自信を燃やせ

【布施 (2)

蓮如上人は室町時代の方で、

親鸞聖人の教えを正しく、また大変多くの人に伝えられたという点

蓮如上人以上の方は今日までありません。

なぜ蓮如上人は、一代にして親鸞聖人の教えを日本全国津々浦々にまで伝えることができたのでしょうか。

 

まさに「燎原(りょうげん)の火のごとくそれは伝わった」と形容されます。

 

燎原の火とは、枯れた野原に火がつき、それがメラメラとたちまちに広がっていく様ですが、

この時代、驚くべき勢いで親鸞聖人の教えが日本全国に伝わっていったのです。


蓮如上人が43歳で本願寺の法主になられた時は、

四間御堂、ほんの八畳にもならない狭い本堂でした。

それがわずか一代で、浄土真宗を日本全国に広められたのですが、

なぜそんなことができたのでしょうか。

それは蓮如上人の強い志、なんとかこの親鸞聖人の教えを皆さんに伝えたいという熱い思いから始まったのです。

四間御堂の小さな寺で、蓮如上人は

「親鸞聖人の教えを正確に、一人でも多くの人に何とか届けたい」

と熱い志を燃やされました。



蓮如上人は「専修正行の繁昌は遺弟の念力より成ず」と言われています。

「専修正行」とは浄土真宗のことですが、

「専修正行の繁昌」浄土真宗が繁盛する、とはどういうことでしょうか。

ラーメン屋だったら客が押し寄せ、列をなしている状態でしょうし

会社ならば一部上場してどんどん株が上がっていく状態を言うのでしょうが、

親鸞聖人の教えの繁盛、浄土真宗の繁盛とは、

親鸞聖人の教えを正しく知り、聞き、そしてこの教えに出会えてよかったと

心から喜ぶ人が多く現れることです。

これが浄土真宗の繁盛です。



「遺弟の念力より成ず」の「遺弟」とは

遺された弟子、親鸞聖人の教えを受け継ぎ、伝える者のことです。

親鸞聖人の遺された教えを受け継ぎ、それをまた伝える人を

ここで「遺弟」と蓮如上人は言われています。



親鸞聖人の遺されたこの教えを何としても皆さんにお届けしたい、

という強い心のことを、「遺弟の念力」と言われているのです。

その一人一人の胸に燃える「親鸞聖人の素晴らしい教えをなんとか皆さんに知ってもらいたい」という志から

浄土真宗は繁盛するんだと、蓮如上人は言われているのですが、

まさに蓮如上人ご自身が、その熱い心に突き動かされ、

日本全国、布教の旅に費やされたご一生でした。



「まず汝自身を燃やせ しからば他を焼かん」

どんな消防車を持ってきても消えない山火事、

二日も三日も燃え続けるような山火事であっても、

最初はマッチ一本なのです。

マッチ一本の火が、あのように山一つ焼いてしまう山火事になっていくのです。

どんな山火事も最初はマッチ一本の小さな火。

問題は、その小さな火を自分が起こせるかどうか、

自分がマッチの役目になれるかどうか、です。

ここにかかっています。

自分がマッチの役目にならずに

「誰か燃やしてくれんかな」と待っているだけでは、何も起きません。

 

 

=======================

仏教を分かりやすく体系的に学べる全20回の無料メール講座です。
おもしろそうだなと思われた方はこちらから登録できます。
登録解除もいつでも自由なので、一度お試しに覗いてみてください。

 

=========


仏教の教えをわかりやすく体系的にお話する

20回の無料メール講座好評配信中。