親鸞に学ぶ幸福論

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2016-10-01から1ヶ月間の記事一覧

戦争を始める人の決まった言い訳

【智恵(4)】 ■トランプ氏の支援演説した著名人が、 広島、長崎への原爆投下を指示したトルーマン元大統領を 「原爆を日本に落とすガッツがあった」と称賛、 それを受けてトランプ氏も「同じ決断をするだろう」と話したところ、 会場が喝采する場面が、5…

心理学のカウンセラーと仏教

【智恵(3)】 ■南青山で心理学のカウンセラーをされている方が 仏教を聞きに講座にこられました。 自衛隊や企業で講習もされている方ですが、 「心理学は山登りでいえばピッケルを与えてくれるが、 頂上は教えられないし、自分もわからない」 とストレート…

三毒の煩悩が人生を苦に染める

「煩悩」という言葉が仏教にあります。 みなさんも耳にされたことがあるかと思います。 文字通り、「煩わせ、悩ませるもの」と書くように、 私たちは常に煩悩によって、苦しみ、悩んでいます。 その煩悩に108つあるので、これを『百八の煩悩』といいます…

仏の智慧と現代人の知識の違いとは

■先日、高校生クイズ選手権決勝をテレビでやっていたのですが、 そのレベルが尋常じゃないのです。 「スリランカの首都はどこ?」 「スリジャヤワルダナプラコッテ!」 ピンポン正解。 「古事記で天岩戸に隠れた天照に舞を舞った登場人物の名前は?」 「あめ…

なぜ自殺してはいけないのか、その根拠は

【なぜ自殺してはいけないのか】あなたは大切な人が「死にたい」と訴えてきた時、 自信を持って止めることができますか。 http://kikutaniryuuta.main.jp/masi/

「当たるも八卦、当たらぬも八卦」が「溺れる者はワラをもすがる」になる

【鬼神(2)】 ■人間、苦しいことが重なると、 「なんで自分だけがこんな目に合わなければならないのか」 真剣に思い詰めるようになります。 一つ二つの苦しみなら、試練の時だ、何とか乗り越えなければ、と 冷静に対処できても、ときに人生には いくつもの…

鬼神信仰を悲嘆された親鸞聖人

【鬼神(1)】 ■日本では、建築工事の最初に、 「地鎮祭」という、神主がしめ縄張って、棒を振って、 祝詞をあげる、一連の儀式を執り行うのが、 半ば常識のようになっています。 スカイツリー着工の際も、地鎮祭があり、 テレビで報道されたのを覚えていま…

人をまとめる力

■「人をまとめていく力がほしい」という声を聞きます。 マネジメントする立場の人、管理職の人には 必ず求められる力ですから、切実でしょう。 ■書店に行くと、 「人を動かす」「影響力を持つ」などのテーマの本が 言葉巧みの題名で並んでいます。 私も題名…

親鸞聖人の越後での布教の原動力

■親鸞聖人が越後を布教に回られた際に、 詠まれた歌が今日に残っています。 「この里に 親をなくした 子はなきか み法の風に なびく人なし」 “この越後の地に、親を亡くした子供はいないのだろうか 仏法を聞く人が現れない” 一軒一軒家々を回られ、仏法を伝…

この里に親を亡くした子はなきか みのりの風になびく人なし

親鸞聖人は35歳の御時、 越後(今の新潟県)へ流刑になっておられます。 流刑の苦難も 「この地にて仏法をお伝えせよとの如来のご方便」 と受け止められ、越後の人々の胸から胸へ、 仏法を伝えられるのでした。 春の訪れと共に、野に色とりどりの花が咲く…

日々痛感する「求不得苦」。仏教の説く四苦八苦の一つ

【求不得苦(1)】 ■『求不得苦(ぐふとっく)』という言葉が仏教にあります。 仏教では、私たちのもう逃れられない苦しみを 八つにわけて「四苦八苦」といわれます。 八つの苦しみの波が絶えず襲い、 渡るに渡れぬ苦しみの海のようなものが人生だ、 と説か…

なぜ仏教では「うらみ」「憎しみ」を『愚痴』愚かな心と教えられるのか

【愚痴(4)】 うらみ、ねたみの心を仏教では『愚痴』と言いますが、 この愚痴の心でどれだけ多くの人が悩み、損していることでしょう。 愚痴の心にどう対処していくか、全人類の課題といえます。 『愚痴』の“愚”は愚か、“痴”も愚か、ということですから、 …

愛と憎しみは表裏一体と説く仏教

【愚痴(3)】 ■愚痴の心で苦しんでいる実態を一昨日からお話ししています。 仏教では人生の苦しみを八つに分けて『四苦八苦』と説かれていますが その中の一つに『怨憎会苦』があります。 怨み憎しんでいる嫌いな人と会っていかなければならない苦しみです…

「青は藍より出でて藍よりも青し」となると、師匠はつらくなる

【愚痴(3)】 ■大学時代、教室の机に 『青は藍より出でて藍よりも青いので藍は困っている』 という誰かの落書きがあって、くすっと笑ったのを覚えています。 青色(紺色)の染料は、植物の藍を原料としていますが、 その染料で染めたものは、藍よりも青い…

「分かってくれない」の心が苦しみを倍加させる。仏教の惑業苦とは

【愚痴(2)】 仏教に『惑業苦(わくごっく)』という言葉があります。 「惑」とは、迷い・惑い・煩悩のこと。 「業」は悪い行い。 「苦」は苦しみのことです。 「惑」が「業」を生み、「業」が「苦」を生む、 そして「苦」が「惑」を生む。 「惑」⇒「業」⇒…

仏教で三毒の煩悩の一つに数えられ、醜い心と教えられる「愚痴」

仏教に『愚痴』という言葉があります。 今日日本語の一つとして、一般会話の中でよく使われます。 「あの人は愚痴ばかり言ってる」 「愚痴っぽい人だなあ」 というように、口でしゃべる行為の一つのように思われていますが、 本来『愚痴』とは心の行いです。…

ミシュランの星に苦しむベルナール・ロワゾー氏の苦悩

【有無同然】 金沢のレストランで、こんな宣伝文句を見ました。 「ミシュランで星を獲得した名店『○○』で修行したシェフによる 創作料理」 改めてミシュランのすごい権威を知らされました。 その店自体がミシュランの星を獲得したわけではなくても、 そこで…

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