親鸞に学ぶ幸福論

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2019-10-01から1ヶ月間の記事一覧

お祓いビジネスにだまされるな。占いを否定する仏教

【占相(1)】 お祓いビジネスというのをご存じでしょうか。 「あなたには霊が憑いている。お祓いしなければならない」 と自称霊能者が声をかけるビジネスのことです。 十人に声かけると一人くらいは信じてお金を出すそうです。 そもそも悩みがあって霊能者…

親鸞閉眼せば・・・遺骨の意味とは

【葬儀(1)】 『親鸞閉眼せば賀茂川に入れて魚に与ふべし』 親鸞聖人晩年のお言葉です。 賀茂川は京都に流れる有名な川ですが、 晩年を京都で過ごされた親鸞聖人には、 賀茂川はなじみ深い川だったのでしょう。 「あの賀茂川に私の亡骸を捨ててくれ、そし…

石川五右衛門辞世の句「石川や浜の真砂は」

【貪欲(1)】 「石川や 浜の真砂は 尽きるとも 世に盗人の 種は尽きまじ」 石川五右衛門の辞世と伝えられる歌です。 “川浜の砂がたとえ尽きることがあろうとも、この世の中に盗人がいなくなることはない、 なぜなら盗人の種が尽きることがないからだ”という…

自損損他とはどんな意味か、具体例を紹介

【自損損他(1)】 仏教に「自損損他」という言葉があります。 『自損』とは自分が損すること、 『損他』とは他人を損させること、 よって『自損損他』とは、自らが不幸になり、人をも不幸にさせることです。 「自利利他」の対義の言葉です。 お釈迦様は、…

「言わない」「やらない」という形の親切

【布施(1)】 『布施』とは、今日の言葉で「親切」のこと。 和やかな笑顔で人と接する『和顔悦色施(わげんえっしょくせ)』、 優しい言葉をかける『言辞施(ごんじせ)』、 席を譲る『牀座施(しょうざせ)』など、 数々の布施行が仏教には教えられていま…

常に不安な人といつも心穏やかな人との違いはどこにあるか

【因果の道理(1)】 以下はお釈迦様のお言葉です。 「善いことをしたならば、安心していなさい。 その善いことが、ずっと昔にしたことだとか、遠いところでしたことであっても、安心するがよい。 人に知られずしたことであっても、安心していなさい。 それ…

AI時代の人間のあり方を問う

【信心(1)】 AI(人工知能)の躍進はめざましく、 つい10年前までは人工知能がチェスや将棋に勝った程度の話題が報じられていたのが、 今や医師の診断もAIに頼った方が誤診がなく、 会社でも社長や上司の判断よりもAIの方がずっと収益が上がり、 政…

ウソは因縁和合して発覚する

【因縁和合(1)】 今年8月岡山県の市議会議員が、入院すると偽って議会を欠席し、 北陸を巡る豪華客船の観光ツアーに参加していたことが発覚しました。 岡山から遠く離れた北陸だからばれまい、と思っていたのでしょうが、 まぬけなことにツアー中、いつの…

トルストイが命をかけて欲したもの

【生きる意味(1)】 「トルストイの如きは日本の法然や、親鸞の宗教を知ったら、誰よりも先に随喜する人ではなかったかと思うのだ」 『出家とその弟子』で知られる作家の倉田百三の言葉です。 倉田百三はこう書き残した心情をよく知るには トルストイが求…

無財の七施の1つ、身施とはどんな意味か、その実践とは

【身施(1)】 お釈迦様が説かれた『無財の七施』の一つ、『身施』についてお話しします。 『身施』とは、自分の体を使って、他人のため、社会のために奉仕、労働することです。 今日の言葉で言えばボランティアですね。 被災地に仕事を休んで行くボランティ…

大切なものが大切なものと知らされるとき

【無常(1)】 千葉県の長期停電から復旧した人がアップしたツイッターが拡散されています。 「明るい部屋で、エアコンつけて、youtubeで音楽聞きながら見もしないテレビをつけてる。なんて幸せなんだろう」 失って初めてありがたみを知る、といわれますが、 …

治らない人のための情報がない

【人身受け難し(1)】 仏教に教えられているのは「なぜ生きる」の答えです。 「なぜ生きる」とは砕いて言えば 「(必ず死ぬのに)なぜ生きる」ということであり、 「(どんなに苦しくても)なぜ生きる」ということです。 人は必ず死んでいくのに、 なぜそれまでさ…

見るもの聞くもの広告宣伝の世の中

【説法(1)】 現代社会は新聞や雑誌、テレビ、インターネットなど見るもの聞くもの 広告宣伝がシャワーのように降りかかる世の中です。 「こっちの水は甘いぞ」とばかりに、 あらゆる技法を駆使して迫ってきます。 毎日の生活が、無数のネオンの看板がギラ…

「死んだらどうなるか」知らない世界への不安

【生死の一大事(1)】 「死んだら私はどうなるんだろうか」 こんな問いを考えられたことがありますでしょうか。 お釈迦さまはこの問いこそ万人が答えを出さねばならない大問題だと教えられ、 これを「後生の一大事」と説かれています。 「一大事だって?オレ…

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