親鸞に学ぶ幸福論

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治らない人のための情報がない

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【人身受け難し(1)】

 

仏教に教えられているのは「なぜ生きる」の答えです。

「なぜ生きる」とは砕いて言えば

「(必ず死ぬのに)なぜ生きる」ということであり、

「(どんなに苦しくても)なぜ生きる」ということです。

人は必ず死んでいくのに、

なぜそれまでさまざまな苦しみに耐えてでも、

一生懸命生きねばならないのか、

この問いが仏教で言うところの「なぜ生きる」です。

「なぜ生きる」一つの開顕が釈迦45年の教えでした。

 

世の中には「どう生きる」を教える人は多くあります。

どうしたら健康になれるか、

どうしたら稼げるか、

どうしたらあの人とうまくやっていけるのか

この「どうしたら」でみな一生懸命ですから、

そのニーズに応えんとして

「自分はこうして健康になった、もうかった、仲良くなれた」と実体験を交え、

あるいは心理学や物理学や経済学や医学の根拠を用いて

説得力ある「どう生きる」の答えを提供する人はたくさんいます。

 

しかしそもそも、そうやって生きていくのはなぜなのでしょうか。

人はなぜ一生懸命生きるのか、

肝心の「なぜ生きる」の答えはどこからも聞けません。

 

朝日新聞に、ある46歳の千葉県のA氏の記事が掲載され、

その見出しが「治らない人のための情報がない」とあり、

心に残ったので紹介します。

A氏は腎臓癌になり、発覚した時点ですでにリンパまで転移しているステージ4状態で、

余命一年と医師より宣告されました。

ポジティブで明るい性格のA氏は、フェイスブックに

「えー、みなさまにご報告です。腎臓癌になってしまいました。それもステージ4!

かなり分の悪い戦いとなりそうですが、最高にチャレンジングな夏になりそうです。

秋には、みなさんと美味しいお酒が酌み交わせるように頑張ってみますね~!」

と宣言し、それから治る方法を求めてインターネットであらゆる情報を調べました。

ネット上には「これで奇跡的にステージ4の癌が治った」との力強い情報がたくさんあり、

その中でも信頼に足るものを徹底的に取り組んだものの、

A氏の体調が改善することはなく病状は進行していき、

ついに今年の8月、肝臓まで転移してしまい、医師から余命一ヶ月と宣告されました。

「やせ我慢は終わり、奇跡はない」と、治らないことを覚悟したA氏は、

今までの「治る方法」を探し回る日々を止め、

「治らない人が残された日々をどう向き合って生きていけばいいのか」

の情報を調べたのです。

「治らない人が安心し、満たされた心境になるには」

インターネットで徹底して調べたものの、その情報が全くない。

がんを克服した人の話はあんなにたくさんあり、

それぞれ説得力ある内容だったのに、

死を覚悟した人が必要とする情報が全然ないことに驚き、

その事実を新聞社の取材で「ここが伝えたいポイント」と新聞記者に力説しました。

この取材から数日後にA氏は亡くなりました。

 

A氏が心の底から知りたかったのは、

「必ず死んでいく自分が、闘病生活で心身共につらい中、生き続けていくのは何のためか」

「こんな自分に“生きてきてよかった”といえる心の安心、満足はあるのか」

ということだったに違いないのですが、その答えがどこにもない、とご本人は言われている、

ということは「必ず死ぬのに、どんなに苦しくても、なぜ生きる」の答えがないということです。

 

この「なぜ生きる」をはっきりと明示されたのが、

800年前、日本の京都に生れられた親鸞聖人という方でした。

親鸞聖人90年のメッセージはただ一つ「なぜ生きる」の答えがあるということでした。

必ず死ぬ人間が生きている時に果たさなければならないかけがえのない人生の目的とは何か。

その目的を果たしたならば、

人間に生れてきてよかった、生きてきてよかった、

という喜びが起きる、それはいったい何か、徹底して明らかにされ、

「その身になるまではどんなに苦しくても生き抜きなさいよ」

と教えられたのが親鸞聖人でした。

私が浄土真宗の布教使に人生をかけているのも、

親鸞聖人がこのこと一つ、明らかにされた方であることをお伝えしたいと思っているからです。

 

A氏のように「治らない自分が生きる意味は」知りたい方が今もどれだけおられるかわかりません。

そんな方に親鸞聖人がどのようにその答えを教えられたか、お話しできればと念願しています。

「なぜ生きる」の答えを知りたい方はどうぞこちらまでメッセージください。

kikutani@waseda.ne.jp

 

 

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