親鸞に学ぶ幸福論

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2016-08-01から1ヶ月間の記事一覧

「そして誰もいなくなった」と仏教

【無常(2)】 "ある孤島の大邸宅に、10人の男女が集まっている。 お互い見ず知らずの彼らは、謎の男から招待されたのだった。 まもなく晩餐が始まる。 申し分ない料理とサービスに、みな上機嫌になっていた。 突如、不気味な声が部屋中に響きわたる。 「…

あれからもう10年かぁ

【無常(1)】 オリンピックも終わり、甲子園も終わる今頃の季節は 世の無常にさびしい気持ちにさせられます。 夏休みが終焉を迎えることをはかなむ10代のころの記憶が 今も無意識下に刷り込まれているのかもしれません。 こないだ元旦を迎え、新年の決意と…

会者定離ありとはかねて聞きしかど

【会者定離(2)】 親鸞聖人は35歳で、権力者の弾圧により、 北陸路・越後へ流刑となられました。 同じ時期、恩師である法然上人は、 四国の土佐へ流刑になっておられます。 法然上人は当時75歳、遠く離れて西東、 生きて再びお会いできないかもしれな…

会者定離の意味とは。仏教の教えからひもとく

【会者定離(1)】 仏教に「会者定離」という言葉があります。 “会った人とは、いつか必ず別れねばならない”という意味です。 いうまでもなく、人生とは出会いと別れの連続です。 「はじめまして」と挨拶したあの時は、 まさかこの人とこんなことになるとは…

先祖供養に対する仏教の考え方とは

【愚痴(3)】 ある40代の女性から聞いた話です。 家庭の悩みを寺院に相談したところ、 「7代までの先祖を供養すれば、幸せになれる」と言われ、 「1人の先祖に1万円の供養料」と金額も示されたそうです。 自分たち夫婦両家の先祖なので、508名にな…

仏教では、先祖を敬うのが大事と教えるのか、それとも要らないのか

【鬼神(3)】 「先祖を供養しないから不幸になる」 「先祖を敬い、先祖が喜ぶことをすると、幸福になれる」 と信じている人が多くあります。 亡くなった先祖には、 私たちに福をもたらし、禍をなす力がある、という信仰で、 これを仏教では「鬼神信仰」と…

釈迦の説く「迷信の温床」とは

【鬼神(2)】 昨日、案の定と言いますか、 日本神道の信仰について話したところ、 反響が大きく、 いただいたご質問にお答えする内容を書きたいなと思い、 今日も話を続けたいと思います。 私が中学生の時、友人に勧められ、 霊について書かれている本を読…

無宗教の日本人がひそかに信じている宗教とは

【鬼神(1)】 無宗教を自認する人が日本人には多いですが、 日本に生まれ育っていれば、すでに大きな影響を受けている宗教に 「日本神道」があります。 日本神道の信仰は、日本人の心に深く根を張っています。 悲惨な死に方をした人が、生きている人を祟っ…

相模原障害者殺傷事件の植松容疑者に正当性はあるか

【人身受け難し(1)】 ■殺人事件としては 平成に入って最悪の被害といわれる 相模原障がい者殺傷事件の容疑者の発言が物議を醸しています。 「障がい者は いらない」 「税金の無駄」 「意思疎通ができない重度の障がい者は生きていてもしょうがない」 「障…

愚痴をこぼすな汗こぼせ

【愚痴(1)】 「愚痴っぽい人だ」 「それ、ただの愚痴だよ」 と今日、一般的に使われる『愚痴』とは、本来仏教の言葉です。 108の煩悩の一つで、「怨み」「妬み」「嫉み」「憎しみ」 といった心を『愚痴』といいます。 『愚痴』の「愚」は「愚か」とい…

おごるなよ 月の丸さも ただ一度

【慢(1)】 「おごるなよ 月の丸さも ただ一度」 という歌があります。 欠け目がない満月のように、今の生活に何の不足も無く、 「あれがちょっと玉に傷で・・・」というところもない、 そんな、全てが上手くいくことなど、 なかなかあるものではありませ…

景気が悪いと言ってはならない

■興味深いデータを発見しました アメリカで各界の成功者70人にインタビューをしたところ、 自分が犯した間違いを『失敗』と考えている人は、 1人もいませんでした。 彼らは間違いとは言わずに、 『人生経験』 『授業料』 『回り道』 『成功のチャンス』 …

「こんなにしてるのに」の心が不幸の元

■「こんなに会社に貢献してきたのに、リストラにあうなんて」 「こんなに家族のことを考えてきたのに、邪魔者扱いされるなんて」 【こんなに○○してるのに】の心が悲劇の元になっているようです。 ■とかく人間は自分の貢献度を 高く見てしまう傾向にあると言…

余裕がなくなったその者の姿こそ、活目するがよい

【逆境(2)】 ■思うにその人の本性は、余裕がなくなったときに 出てくるのではないだろうか? 余裕があるときはいくらでも 本性隠して繕うこともできるのですから ■公園のベンチで愛をささやく男がいる 「君の事を一生かけて守るよ。この目を見てくれ、 こ…

寒風や 凌いで香る 梅の花

これってムダでないか? こんな苦労して時間使ってやったのに、実らなかった ムダな苦労だった。 むなしい。 無力感。 そんな気持ちにとらわれること、あります。 ▼受験勉強でも報われず、大学をあきらめたとか、 ▼資格を目指したけど、家の都合であきらめた…

平家物語で「沙羅双樹」は何をたとえられているのか

駐車場に咲いていたきれいなあじさいの花は、 すっかりしおれて汚くなってしまいました。 つい一ヶ月前は、鮮やかなあじさいに 行き交う人を感嘆させていたのが 今や見る影もありません。 一方、同じ駐車場のひまわりが、 大輪の花を咲かせ、多くの人の目を…

海千山千の強者揃いの永田町

小池新都知事に報道キャスターが 「過去の都知事が連続してお金の問題で辞職しましたが、 失礼ですが、そういうことは今後はないと思って よろしいでしょうか」という質問をしました。 「そういうことはありません。 今も懸命に私に何か問題がないか、 探し…

人類は噴火山上で舞踏していると説く釈迦

【生死の一大事】 先日、都内の人はスマホに流れた震度7の速報に、 「これはいよいよ関東大震災か」と さぞ驚いた方も多かったでしょう。 雷が原因の誤作動という発表でなんとも人騒がせなことでしたが、 何はともあれ、誤作動でよかったです。 何年かに1回…

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