親鸞に学ぶ幸福論

「そんなにしてまでなぜ生きねばならないのか」はっきり示した、メールdeで学ぶ仏教教室です。無料メール講座が好評です。受講者4000人。

2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

歎異抄に魅了された司馬遼太郎と西田幾多郎

仏教書の中で最も多くの人に読まれてきたのが『歎異抄』です。 その流れるような文章の美しさから 『徒然草』『方丈記』と並び、「日本三大古典」に数えられます。 その衝撃的な内容、哲学的な深遠さは、読む人を魅了してやみません。 魅了されている一人が…

何かでごまかさなくては生きていけない虚しさの正体とは

【無明の闇(1)】 「人間から気晴らしを除いたら、不安と倦怠だけになる」 とはパスカルの言葉です。 テレビも、ゲームも、読書も、おしゃべりも、 何かしていないと虚しく、退屈で、不安でやりきれないからしているだけの、 気晴らしの一種だと言っていま…

『六識』を通してブッダが教えられたかったこととは

【六識(1)】 仏教に「六識」という言葉があります。 「識」とは「心」という意味で、 仏教に説かれている六つの心のことを「六識」といいます。、 眼識(げんしき)・耳識(にしき)・鼻識(びしき) ・舌識(ぜっしき)・身識(しんしき)・意識(いしき…

自利利他のブッダの教えを実行してみたところ・・・

【自利利他(2)】 アメリカの研究チームが、大学のキャンパスである実験をしました。 学生に20ドルの現金を渡し、今日中に使ってほしいと頼むのです。 グループAには自分のために使うこと、 グループBには人のために使うことと条件をつけました。 自分の…

自利利他の精神が交渉、取引の成否の鍵となる

【自利利他(1)】 交渉、取引はボクシングとは違います。 ボクシングなら、相手が立ち上がれなくなるまで叩きのめすにはどうしたらいいか、 を考え、そのための練習をします。 KOするか、それが無理なら判定でもいいから 「勝つ」ためにボクサーはリング…

絶対死にたくない者が絶対死ななければならないという矛盾

【生死の一大事(1)】 人が忌み嫌い、避けたいと切に思っているものを次々と挙げてみましょう。 地震、津波、原発事故、戦争、核ミサイル、がん、認知症、脳梗塞、 借金、介護、倒産、パワハラ、リストラ、ブラック企業、いじめ、・・・ いろいろ挙がって…

カネの憂鬱から解放されるにはどうしたものか

【有無同然(1)】 ■4月3日、銀座に本拠を置く経営コンサルタント会社が破産しました。 赤字解消の商品戦略などを企業に提案してきた会社が 実は約18億円の負債をかかえていた、というのですから、 笑い話のようですが、よくある話しで、経営の難しさが…

好きになってはいけない人をなぜ好きになってしまうのか

【業力(1)】 「この人を好きになってはいけない」が恋の始まり、 「この人を好きにならないといけない」は恋の終わり、といわれます。 人を好きになるのは、理屈ではありません。 「私の年収はこれこれで、年齢や社会的魅力から判断すると、 同僚のA子さ…

さまざまな宗教の主張する「論より証拠」はあてにならない理由とは

【信心(1)】 どの宗教もご利益を強調します。 「これを唱えていたら病気が治った」 「これを拝んだら家庭が明るくなった」などなど。 第三者からすると、論理的でもなく、根拠も乏しい、 何でそんないい加減なものを信じられるのか、と思えることでも、 …

教育熱心なのに、うまくいかない原因はこんなところにある

【布施(1)】 会社では入社式が終わり、これから新入社員研修が始まる時期です。 「社員を教育する」というと、様々な知識やスキルを叩き込み、教え込むこと と思っている人が多いようです。 「詰め込み教育」という言葉もあるように、 短い時間でいかに多…

人間の犯す「殺生」という罪を考えてみる

【殺生罪(1)】 仏教に説かれている罪悪には、 窃盗、ウソ、不倫、悪口などと並んで「殺生」が挙げられます。 「殺生」とは動物を殺すことです。 窃盗やウソや不倫は、法律でも、道徳的にも罪悪とされますし、 犯してしまえば発覚を恐れ、びくびくしますが…

なぜ私は今ここにいるのか

【業(1)】 私たちの祖先、ホモ・サピエンスの登場は、今から約25万年前といわれます。 おおざっぱに、私たちが25歳で子供を産むと計算すると、 最初のホモサピエンスから私たちまで約1万世代になります。 おじいちゃんの、おじいちゃんの、おじいち…

どんな優秀な人も権力の魔力に蝕まれていく

森友問題で連日マスコミや野党が糾弾しています。 米朝首脳会談も控えているこの逼迫した国際情勢に、 こんなことばかりしていていいのか、という意見も聞きますが、 マスコミや野党というのは、権力者の横暴を防ぎ、律するになければならない存在で、 私は…

涼を取る昔の人の工夫は忘れ去られようとしている

【貪欲(1)】 車についての、あるアンケート調査によると、 1970年代には「車にエアコンは不可欠だ」と言っていた人々は、わずか13%でした。 8人中7人は、「別にエアコンはなくてもいいよ、窓開ければ風は入ってくるし、車は移動できればいい」く…

=========


仏教の教えをわかりやすく体系的にお話する

20回の無料メール講座好評配信中。