親鸞に学ぶ幸福論

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2017-03-01から1ヶ月間の記事一覧

人生に好きな人と嫌いな人が現われる理由とは

【縁(2)】 どんな人にでも、好き嫌いはあります。 教師にも、担当のクラスの生徒に好き嫌いはあるでしょうし、 職場の上司も、気が合う部下と、気が合わない部下はあるでしょう。 もちろん教師と生徒の間でも、会社の組織でも、 好き嫌いの感情をあらわに…

夫婦は過去世、仇同士だった?

【縁(1)】 「袖振り合うも多生の縁」ということわざがあります。 電車やバスで、たまたま隣に座った見ず知らずの人と 袖や肩が触れ合ったりすることがあります。 偶然に、そうなったと思われるでしょうが、決して偶然ではなく その人と過去世から何らかの…

謝罪する人は損するようで得をしている、と説かれた釈迦

【禅定(1)】 仏教で教えられる六度万行の一つに『禅定』があります。 「禅」は「しずめる」、「定」も「定める」こと。 散乱する自分の心をしずめ、定めることをいいます。 人のことばかり「あいつが悪い」と非難する心をしずめ、 自分の問題点や失態を反…

忖度って何?と頭抱える外国人記者を何とするか

【出世本懐(1)】 「忖度(そんたく)」という言葉が、話題です。 外国人への記者会見で籠池理事長が 「口利きはなかったが、忖度はあったと思う」 と発言したことから、 「What is sontack?」となってしまった、というもの。 日本人でもあまり使わない言…

「もっと信心しなさい」と口にする者は仏教を知らない人

【信心(1)】 宗教の教祖や古参の信者が、信者に幸福なことがあると、 「信心しているおかげだよ、よかったねえ」と言います。 一方、不幸なことがおきると、今度は 「信心が足りないからこうなったのだ」と言います。 あるいは「信心しているから、それく…

真田昌幸の嘆きにショーペンハウエルの言葉を思い出す

【有無同然(1)】 昨年の大河ドラマ「真田丸」で、草刈正雄扮する真田昌幸が、 秀吉の家臣となり、秀吉やその側近の顔色を窺う日々に嫌気が差し、 「信濃の国衆と共に、北条や武田と渡り合った日々は、 明日をも知れぬ命だったが、あの時の方がよかった」 …

紀伊国屋亦右衛門が仏門に入ったエピソード

【出世本懐(1)】 かつて日本国内の長者番付で上位に入った不動産会社の社長は、 70歳を過ぎてからこんな思いを抱くようになったと、 雑誌社の取材で答えています。 「70歳を過ぎた瞬間に、すべてが虚しくなりました。 自分の人生を振り返って、人間と…

暗殺をずっと恐れていた金正男氏の心境を仏教の視点から語る

【無常の虎(1)】 マレーシアで暗殺された金正男氏は複数の友人に 「いつ殺されるかも知れない」 「弟は私を殺そうとしている」 と何度か漏らしていたといいます。 7年前にも、北京で北朝鮮の工作員に襲われていますが、 その時は間一髪で難を逃れて未遂…

北朝鮮のミサイルのニュースから仏説を憶う

【出息入息不待命終(1)】 北朝鮮の在日米軍を標的にしたミサイル発射実験や、 相次ぐ恫喝まがいの声明に、 東アジア情勢が緊張してます。 このたびのミサイル実験でかかった経費が 一説には900億円ともいわれています。 国民が飢えようがお構いなしに…

セロトニンで幸福になれるはずがないと説く仏教

【法鏡(3)】 お釈迦さまは「仏教は法鏡なり」と説かれています。 「法鏡」とは、「真実の姿を映す鏡」ということです。 「常に欲と怒りの心に振りまわされていること」 「いつ死ぬかわからぬ、はかない命であること」 など仏教で赤裸々にされる人間の本当…

仏教でなぜ「本当の自分とは何か」が徹底して教えられるのか

【法鏡(2)】 仏教には、諸行無常(すべてのものは続かない)とか 煩悩(欲や怒りやねたみの心)など、 人生の実相や人間の本当の姿について 懇切丁寧に教えられています。 よって仏教を伝えるこのメルマガ・ブログも、 続けて読まれている方はよくご存じ…

我が身知らずも甚だしいと説かれる釈迦の教え

【法鏡(1)】 仏教は「私とは何か」に迫る教えです。 『法鏡』といわれる所以です。 「私とは?そんなもん。。。 自分のことくらい自分が一番よく知ってるさ」 と一蹴する人もあるかもしれません。 「別に他人に聞かんでも自分のことでしょ? 自分以上に知…

2時間で引きこもりを治す“奇跡のおばちゃん”に物申す

【出世本懐(1)】 「バカヤロー!!」 「甘えるな!!」 「ふざけるな!!」 学校に行けなくなった子供をどなりつける。 親にも、「子供になめられてるんじゃねー!!」。 2時間で引きこもりを治すという、 通称"奇跡のおばちゃん"の荒療治です。 彼女の…

好きなことを仕事にできたら幸福だと思っている人の見落としていることとは何か

【有無同然(3)】 「人生の目的は何ですか?」と尋ねられた時、 「好きなことをすること」と答える人は多いです。 特に、好きなことを仕事にできたら最高だ、 と思う人が多いようです。 どんなに稼げても、不快で辛いだけの仕事なら、 それは誰だって嫌で…

銀河鉄道999で理想郷だと思った星があったが、そうではなかった

【有無同然(2)】 松本零士のマンガ『銀河鉄道999』は、 鉄郎が謎の女性メーテルとともに、 不老不死の機械の体をくれるという終着駅(幸せ)を 目指すというストーリーです。 その中にこんな話があります。 そこは科学文明がめざましく発達した国です…

ジョン・レノンの苦悩を仏説から読み解くと・・

【有無同然(1)】 ビートルズのジョン・レノンは、 苦しい胸のうちをこう述懐しました。 「有名になれば、自分の思いどおりに活動できると思っていた。 気づいたら……自由は完全に奪われてしまっていた」 無名の時は、有名になれば自由になれると思い、 有…

ドストエフスキーが『白痴』で論じている「死の恐怖」とは

【生死の一大事(3)】 「死は一瞬だから怖くない」 「肉体の苦痛がなければ、死は恐ろしくない」 という人があります。 痛みを伴わず死ねるという点で、まことに人道的なものに、 実は「ギロチン」が挙げられます。 このギロチンを考案したのは、ギロチン…

死ぬと肉体はなくなるが、問題は「私」がどうなるか、だろう

【生死の一大事(1)】 「生あるものは必ず死に帰す」 誰でも知っていることです。 死という壁にいつか必ずぶつかるということ。 私たちは死の壁に向かって 目隠しして走っているようなものといえましょう。 ではその壁にぶつかった、その向こう側は どうな…

弁円の恨みとねたみが、懺悔と転じて明法房となる

【愚痴(4)】 「釈迦にダイバ、親鸞聖人に弁円」という言葉があります。 釈迦や親鸞聖人のような徳の高い方でも、 誰もが尊敬したのではない、 中にはお釈迦さまを害せんと画策したダイバ、 親鸞聖人の命を付け狙った弁円のような者もありました。 ダイバ…

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