2016-01-01から1年間の記事一覧
【出世本懐】 ■60歳で会社を定年退職すると、 突然、朝から夜まで予定がなくなります。 自由な時間が有り余るほどできる“余生”を、人は手にします。 そこではじめて“自己の存在の意味”について 考える人も多いようです。 ■そんな余生を送る人に向かって 『…
【三長者(4)】 「不惑の40代」はよく聞く言葉ですが、この後もこう続きます。 50代は「知命」どんな使命をもって生を受けたのかを知る 60代は「耳順」人の考え方に反発せず、耳を傾けるようになる 70代は「従心」心のままに行動しても、道理に外れない 年…
【布施(1)】 ■医者は、患部が悪性かどうか、急いで処置すべきかどうか、 判断できなければ務まりません。 大きく腫れていても、悪性でなければ後回しですし、 小さなものでも、悪性なら急いで対処する。 その判断は、素人では分かりません。 医者の重要な…
【三長者(3)】 大河ドラマ「真田丸」ついに最終回でした。 一年間のドラマの終幕となる「大坂の陣」が、 最後の2ヶ月くらい続きましたが、 豊臣方の必死に戦う姿に、 どうにも切なさと寂しさと虚しさを感じてしまうのは、 最後負けて全員死んでしまうこ…
【三長者(2)】 100歳以上で、まだ元気で仕事している人が 書いた本が次々と出版され、売れています。 どんな暮らしぶりかな? どんな食生活かな? どんな心の持ちようでいるのかな? どうしたら、あの歳であんなに元気に過ごせるのか、 多くの人が関心…
お釈迦様は、この世に三通りの長者がいるといわれています。 1、家の長者・・お金や財産に恵まれている人 2、身の長者・・健康に恵まれている人 3、心の長者・・弥陀の救いにあい、絶対の幸福になった人 そして「家の長者より身の長者、身の長者より心の…
【流転輪廻(1)】 私が子供の頃のCMですが、 ハードボイルド風の男性が昼寝から目を覚まし、 冷蔵庫に入れていた電話機を外に出す、 というCMがあり、今も心に残っています。 プライベートを阻害し、安眠を邪魔する電話を否定する生き様に、 幼な心に…
【慢(2)】 ■仏教に『八難』という言葉があります。 仏教を聞けない八つの難のことで、 その一つが『世智弁聰の難』です。 世間事の知恵に長け、弁も立つことを「世智弁聰」といいます。 そういう人は仏教は聞き難い、と説かれているのが 『世智弁聰の難』…
【慢(1)】 ■仏教では六大煩悩の一つに「慢」が挙げられます。 私たちを苦しませ、悩ませるものが 「慢心」だと釈迦は説かれています。 慢心から地獄は始まるのです。 ■「なぜ日本は戦争をおこし、負けたのか」 確かに局地的にいえば、 「せざるをえなかっ…
【名誉欲(1)】 ■今年、セブンイレブンの内紛劇、お家騒動が マスコミを賑わせました。 「不徳の致すところです」と言いながらも、実際は 「今のセブンイレブンは俺が築いた、あいつが何したっていうんだ」 という一方の態度に、 「俺の今までの業績を認め…
【迷信(2)】 先日メルマガで、仏教以外の宗教のよく口にすることで、 仏教を知っている人が口にしない発言を 具体的に挙げたところ、けっこう反響がありました。 どこが間違いなのか、この際聞いておきたいと メール下された方もありました。 そこで今回…
【迷信(1)】 私は時々、他の宗教の教祖や講師や信者と 話しをする機会があります。 相談を受けたり、論争になったり、いろいろな形がありますが、 自分の勉強のなるからと、積極的に会って話してきました。 それで多くの仏教以外の宗教を信じている人の発…
【業界(1)】 ■仏教に「業界(ごうかい)」という言葉があります。 (ぎょうかい)と読まずに(ごうかい)と読みます。 「業(ごう)」とは、「行為」のことです。 みな一人一人、思っていること、言っていること、 していることが違います。 それら「業(…
【業力(3)】 ■『業力(ごうりき)』という言葉があります。 『業』は普通は(ぎょう)と読むところですが、 仏教では(ごう)と読みます。 「業の深い人だ」とか、「業な話だねえ。」と使われたりします。 インドの言葉では「カルマ」といいます。 お釈迦…
【業力(2)】 六本木にて管理職で働いておられる女性が勉強会に来られ、 終了後に話されたことが心に残りましたので、ご紹介します。 その方の部下で、相手の気持ちを逆なでするような、 無神経な言動をとる女性があり、困っているとのことでした。 同僚か…
【業力】 ヒラリー敗北も、朴大統領辞任騒動も、 問題メールの発覚が原因でした。 「口は災いの元」ということわざがありますが、 最近は「メールは災いの元」で、 一国の命運をも左右する影響力を持ちます。 私の学生時代(昭和です)、クラスや部活動でた…
■「骨折れば より強くなる 何事も」 骨折して再びくっついた骨は、より太く、丈夫になると聞きます。 失敗したり、挫折したりして、自己嫌悪でくよくよしたりする時に、 思い出したいことわざです。 ■今年のリオ五輪で全階級メダル獲得の偉業を成し遂げた、 …
昨晩、オンライン講座で突然不具合が生じまして、 一時、講義の動画が開けなくなり、 何が原因か分からず、呻吟しましたが、 やっと解決できました。 大変ご迷惑をおかけしました。 「開けない」と教えて下された方々のおかげで、 不具合に気付くことができ…
■宇宙の無重力空間では、 数週間で20~30パーセント筋肉量が減少するそうです。 宇宙で筋トレをしないと、地球に帰ってきた時に 歩けなくなるそうです。 筋肉は使わなくなると、すぐに衰えてしまうのです。 ■脳は生まれた時には、140億個の神経細胞が…
私は自分の書いた文章を、 「分かりにくいところを教えてくれ」 とお願いして、親しい友人や家族に読んでもらうことがあります。 あるいは車中で助手席の家族に文章を朗読してもらい、 それを第三者の文章をぼーっと聞き流す感覚で 引っかかるところを探しま…
米メディアが「メジャー史で最も重要な人物40人」の中に 元ドジャーズの野茂英雄氏が選出というニュースを見ました。 日本人選手の、メジャーリーグ進出の道を切り開いた 偉大な選手と評されているそうです。 野茂氏が海を渡り単身、メジャーリーグに挑戦し…
【難度海(3)】 「人生の目的は何か?」と尋ねられた際、 「それは人それぞれだろ」と答える人は相当多いと思います。 「自分らしい目的を見つけて、そこに向かって精一杯生きれば、 人生は輝く」とみな思っています。 「あなたは今、何のために生きていま…
【難度海(2)】 ■親鸞聖人は、人生を荒波の絶えない海に例えられ、 「難度海」といわれています。 苦しみの波が絶えないだけではありません。 360度、どこを見渡しても島影一つ見えない、 空と水しか見えない大海原です。 ■あの大学に入ったら、 あの職…
【難度海(1)】 仏教では、人生を「難度海」といわれ、 「荒波の絶えない海」に例えられます。 しかもその海は360度、空と水しか見えない大海です。 どれだけ波と戦い泳いでも、一向に景色が変わらないので、 何のために泳いでいるのか分からない。 や…
■給料入った途端全額パチンコに突っ込み、 全部遣ってしまったという人があります。 今月の家賃はどうするのか、も考えていない。 「つい熱くなってしまって・・」 っておい、それで済むかい。それでも大の大人か。 と言ってやりたくなるところです。 ■今年…
【流転輪廻(2)】 仏教に『流転輪廻』という言葉があります。 ゴールなき円周をひたすら回り続けるように、 安心も満足もなく迷い続けている私たちの様をいわれます。 私も10代の時、中学生や高校生のとき、 同じことの繰り返しの人生にどこか閉塞感を感…
【流転輪廻(1)】 番狂わせのトランプ勝利の報に、世界中が色めき立っています。 8年前の今ごろ、オバマ大統領が「チェンジ」を叫んで当選した際、 アメリカ人の期待感の高さを感じたものですが、 徐々に代わり映えのない現実が知らされてくると、 やがて…
【諦観(3)】 ■依存症という言葉があります。 ▼一日一回はパチンコせずにおれない「パチンコ依存症」 ▼高価な服やバッグを買ってしまう「買い物依存症」 ▼食べては吐いて、自己嫌悪を繰り返す「過食症」 ▼不特的多数と性的関係に走る「性依存症」 いろいろ…
【諦観(2)】 ■『諦観』という仏教の言葉があります。 読んで字の如く、「諦らかに観る」。 なぜ自分はこんな目に遭っているのか、 その原因を明らかに見ることをいいます。 ■「何でこんなつまらない仕事を続けなきゃならんのだ」 「どうしてあんなくだら…
■「死体は語る」という本があります。 元監察医が書いた本です。 偽装殺人、他殺を装った自殺、猟奇的殺人と見誤る奇妙な死体……。 どんなに誤魔化そうとしても、もの言わぬ死体は、 背後に潜む人間の憎しみや苦悩を雄弁に語りだす と筆者は言います。 検死結…