親鸞に学ぶ幸福論

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2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

大乗仏教は初期仏教ではないという主張に

【大乗仏教(1)】 「テーラワーダ仏教」なる宗教団体は、 スマナサーラという僧侶を長老と仰ぐ、スリランカの上座部仏教宗派のある一派です。 日本を布教の拠点とし、 パーリ語で上座部仏教という意味の「テーラワーダ」を名乗っています。 そのテーラワー…

令和の世を迎えられなかった人たちに火宅無常の世界を憶う

【火宅無常の世界(1)】 『歎異抄』という日本の古典に、親鸞聖人が仰ったとされる『火宅無常の世界』という言葉があります。 家のひさしに火がつき、みるみるうちに障子やふすまが燃え、 家屋全体が火に包まれてしまうように、 私たちの生きているこの世は…

ピンピンコロリと若者の自殺(2)

【人身受け難し(2)】 先回から増加する青少年の自殺についてお話ししております。 ただでさえ少子化が進む日本で、国の宝である子供たちが みずから命を絶つ現状は放置できる問題ではなく、 文科省も種々の対策に乗り出していますが、 毎年「十分な対策と…

ピンピンコロリがいいという高齢者と若者の自殺

【人身受け難し(1)】 平成の30年間における自殺者推移は、 バブル崩壊で会社の倒産、リストラが相次いだ一時期と比べると、やや減少傾向にあります。 しかしこと青少年の自殺者に限ってデータを取れば、年々右肩上がりです。 今日の日本の死因のトップ3…

仏教の六大煩悩の一つ、慢心の実態とは

【慢(1)】 ある大企業の管理職以上を対象としたセクハラ研修の内容は衝撃的なものでした。 全員の席に手鏡が置かれていて、講師が開始直後に 「はい、鏡でご自分の顔を見て下さい」 「分かりますよね。若い女の子があなたに優しいのは上司だから。それ以外…

「老いる」という人生の実態を直視されたブッダ

【老苦(1)】 カピラ城に太子として生まれられたお釈迦さまが 出家される動機になったエピソードが『四門出遊(しもんしゅつゆう)』です。 『四門出遊』には、東の門を出られたシッダルタ太子(のちのお釈迦さま)が、 「老い」の実態に驚かれたエピソー…

親の死・最後の教育

【無常(1)】 「親の最後の教育」という言葉があります。 学校の教師、塾の講師、部活の先輩、会社の上司、友人、同僚、 私たちはさまざまな人からいろいろなことを学びますが、 なんといっても多くのことを学ぶのは親です。 人生のスタートから、食事のマ…

「それがどうした」って、それを言っちゃあ、おしめえだ

サッカーは相手のゴールポストにボールを手を使わずに入れることを目的とするスポーツです。 その目的に向かう限り、どのパスにも、どのドリブルにも意味があります。 しかし「ゴールポストにボールを入れたところで何になる?」と言い始めたら、 どんなスー…

不老不死になる方法はあるか、仏教の答えとは

【老死(1)】 強大な権力を手中にした権力者が最後に臨むのは「不老不死」だと言われます。 闘争に勝利して獲得してきた膨大な黄金と名声が、 我が身の死によって他者に取って代わられるのが耐えがたいのか、 いつまでも手放したくない、という強い執着が…

動物には心はあるのか、ないのか

【宗教(1)】 キリスト教では、神が人間に不滅の魂を与えた、と教えます。 不滅の魂を持っているのは人間のみで、動物は魂がない、と教えるキリスト教の世界観では、 動物の立ち位置は「エキストラ」であり、「人間の食物」です。 エホバの神は「動物を支…

イチローの引退記者会見に共感したと語る白鵬

【有無同然(1)】 イチローの引退の記者会見の感想を聞かれた横綱白鵬の言葉が印象的でした。 イチローの 「プロに入って最初の2年、1軍に行ったり来たりの時は結構楽しかった。 3年目で急に番付を上げられちゃって、そこから先はずっとしんどかった」 との…

為政者(権力者)の力を借りて仏法を広めようとするな、といわれた親鸞聖人

【為政者(1)】 米中覇権争いが宇宙、貿易、通信、資源、海洋等で勃発しています。 アメリカには、あの自国優先主義、力による横暴、 トランプ大統領自身に垣間見える人種差別意識など 好きになれない点が多々ありますが、 それ以上に今の中国に警戒してし…

一休禅師の言葉が深い

【旅人(4)】 仏教では人生を旅に譬えられますが、なぜ人生は旅なのか、 先回まで3回にわたって話をしてまいりました。 では人生という旅の目的は何でしょうか。 どこを目指しての旅なのでしょうか。 目的地はどこなのか。 まさにお釈迦さまが人間を旅人…

令和時代に向けて書いたブログと出会い・別れを繰り返す人生

新元号は「令和」になりました。 響きは近未来的です。 今後「令和の歌姫」「令和の怪物」といわれる人物も現われるんでしょうね。 厳しい寒さのあと、春の訪れを告げるように梅の花が咲く、 との意味があるとのことで、 3年前に書いた記事の内容とピタッと…

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